北村龍平監督 映画「天間荘の三姉妹」の秘話明かす 「3・11を忘れてはいけない」

[ 2022年10月27日 19:46 ]

映画「天間荘の三姉妹」を見て何回も泣いた生島ヒロシ(左)と北村龍平監督
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 映画監督の北村龍平氏(53)が27日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)にゲスト出演した。

 東日本大震災を題材とした映画「天間荘の三姉妹」が28日に公開。同震災で妹夫婦を失くしたパーソナリティーの生島ヒロシ(71)は「セリフやいろんなシーンを思い出しながら随分、泣かせて頂きました」と語った。

 映画制作の経緯を問われると、北村監督は「僕が20年来兄弟として付き合っている高橋ツトムという漫画家がいまして、3・11にみんなが衝撃を受けたんですけど、その数カ月後に食事をしている時に“こんなとてつもないことが起こっているのに、人間というのは時間が経ったら忘れてしまう。そして、被災地と関係のないところに住んでいたら、それもまた忘れてしまう。それは良くない!(自身の作品で)メッセージを伝えたい。モノを言いたい”とおっしゃった。ボクはその言葉に凄く感銘を受けまして、その2年後に出てきたのが『天間荘の三姉妹』だったんです」と説明。「彼の生んだ原作を世界に届けたい。覚悟を持ってやらなきゃいけない。是が非でもやるということを決めました。今から8年前ですね」と作品への思いを明かした。

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2022年10月27日のニュース