山口真由氏「なりすましが問題、ビラの内容は問題ではない」 市議のなりすましビラ配布を解説

[ 2022年10月27日 14:48 ]

山口真由氏
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 元財務省官僚、弁護士で信州大の山口真由特任教授が27日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。来春の福岡市議選に立候補する予定の元衆院議員の男性になりすまし、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と関係があると記したビラを作成したなどとして、堀本和歌子市議(41)=博多区選出=が福岡県警から私文書偽造の疑いで任意の事情聴取を受けていたことについてコメントした。

 山口氏は「なりすましが問題であって、ビラの内容は問題ではないんです」と指摘。「ビラの内容としては名誉毀損(きそん)が問題になり得ると思うんですが、公共性、公益性、真実性の3点がそろった場合には名誉毀損にならないんです。特に公職に立候補する選挙の候補者は原則として公共性と公益性が推定されることになっていて、相手の方もおそらく候補になるような方なので、“皆さん有権者の関心事項につきまして、情報提供する目的でやりました”と。で、それが真実である場合は何ら罪にならなかっただろうと思います」と解説した。

 ここでMCの石井亮次アナウンサーが「今回はなりすましている部分は当然ダメ?」と確認すると、山口氏は「これが問題。だから、私文書偽造であって、名誉毀損では問われていないですね」と語った。

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2022年10月27日のニュース