前島花音アナ 「いつも見えないところが見える」 ニッポン放送カレンダー発売

[ 2022年10月27日 08:00 ]

「ニッポン放送アナウンサーカレンダー2023」の魅力を語った前島花音アナウンサー                              
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 【牧 元一の孤人焦点】ニッポン放送の前島花音アナウンサー(26)が11月4日に発売される「ニッポン放送アナウンサーカレンダー2023」の魅力を語った。

 「このカレンダーには、私たちが普段、社内でどう過ごしているのか、会社の周りをどう歩いているのか、ということが現れています。ラジオの良さは聴いていただいている方々との距離が近いことなので、みなさんのお近くにこのカレンダーを置いていただいて『一緒に過ごしている感じ』をより強くしていただけるとうれしいです。いつも見えないところが見えます」

 ニッポン放送アナウンサーカレンダー販売開始から15年目。前島アナは2019年に同局で仕事を始めて以来、3回目の登場となる。

 「私はそもそも写真を撮られることに慣れていませんでした。どこを見てどんなポーズをしたらいいのか全然分からなかったので、全てカメラマンさんの指示に従いました。よく同期の熊谷美帆と話すんですけど、私は口と目が猫みたいで、特に『ジバニャン』や『ネコバス』に似ているみたいなんです。目だけ笑ってない状態になりやすくて、最初にカレンダーの写真を撮った時も、怖い猫の目になってしまって何回か撮り直しました。いまだにそれが課題です」

 ラジオは基本的に声のメディア。このカレンダーで初めてアナウンサーとしての姿を見る人も多いだろう。

 「カレンダーを見た友だちからは『違う人みたい』と言われます。学生時代はジャンプしてブレてしまっているような写真しかありませんでしたから。ちゃんと衣装を選んでいただいて撮影するのは人生で初めてなので、大げさすぎるかも知れませんけど、周りからはウエディングドレス姿を見せた時くらいの反応があります。『こんな表情できるの?』『アナウンサーっぽい』みたいな…」
 
 今回のカレンダーには8人の女性アナが登場。前島アナは8月の担当で、同局の近くの東京・日比谷公園で撮影した。

 「私は雨女なんです。撮影当日も雨が降っていて、どんよりした感じになっちゃうと思ってへこんでたんですけど、撮影の時に10分くらい雨が上がったんです。写真には、晴れた!という喜びが出ていると思います。私1人だけ映っている写真は、季節を意識して、着たことのない色、濃いサーモンピンクのワンピースを着ました。みなさんに見ていただきたい格好で撮りました」

 群馬県出身で、小学生の頃から12年間、空手を習い、空手道場への車の中でラジオになじんだ。ニッポン放送が飛躍を期待する新進アナで、最近は「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」(水~金曜後5・30)のワンコーナー「伏せ字ニュース」で笑福亭鶴光のきわどいトークに的確に対応するなど活躍が光っている。

 「鶴光師匠とアシスタントの田中美和子さんのおかげです。師匠はお優しい方で、いつも見守り、引っ張ってくれます。放送中、師匠がどういうことをされて、どういう球を投げて来るか分からないので、打ち返せないにしても、せめてラケットには当てられるようにしたいと思って、ほぼイスから腰を浮かす勢いです。師匠と美和子さんのやりとりがテンポが良くて面白いので、なるべく二人の邪魔をしないように、混ぜていただいた時に最善のことができるように、縄跳びの長縄にいつ入る!?という状態でいます」

 夢はクリスマス恒例「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」のアシスタントを務めること。同局の看板番組の一つだけに、重責だ。

 「この人がいれば大丈夫というアナウンサー、悲しいことも楽しいことも隣で話しているように感じていただけるアナウンサーになることが目標です」

 今後、アナとして成長すればするほど、カレンダーのお宝度も増すだろう。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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