笑福亭鶴瓶 約10年ぶりの学園祭で「だだすべり」「全然ウケへんかった」そのワケを共演者と分析

[ 2022年10月24日 12:06 ]

落語家の笑福亭鶴瓶
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 落語家・笑福亭鶴瓶(70)が2日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン日曜日」(日曜後10・00)に出演。約10年ぶりに出演した学園祭での出来事を語った。

 鶴瓶は先日、「10年ぶりぐらい」という学園祭に出演。そこで「立ちで鶴瓶噺をしてね。それがね、生まれて初めてと言うてもいいぐらい。だだすべりなんですよ」と想像以上にウケなかったという。

 「だだすべりというかね、想像ついてはれへんのかなって思うぐらい。笑ってないな。ははぁって感じ」と乾いた笑いしか生まれなかったとした。そして「どんどん面白くなってきて、ほとんど笑われへんからね。自分で言うのもおかしいけど、たいがい学祭とかウケるからね。鶴瓶噺とか絶対ウケる。だけど、それが理解できてるんかどうか分からへん」と鶴瓶噺は日常で起きた出来事を喋り倒す話芸だが、その出来事やエピソードを聞き手が想像できず話を理解できなかったのかなと分析した。

 結局、「1時間10分ぐらい喋ってんけど、そこまでいくと面白くなるんよ」とあまりのウケなさに逆に面白くなってきたそうで「ここまで言ったろかとか、最後、青木先生(のネタ)をやったんですよ。鉄板ネタ。はははぁって」と鉄板ネタを喋っても乾いた笑いだけでウケなかったと振り返った。

 鶴瓶は「ウケなかったことをラジオで言うのもおかしいけど、全然ウケへんかった」と繰り返し、マネージャーが「ドッキリを仕掛けたんかなって。『水曜日のダウンタウン』とかで。それぐらいウケてない」とテレビ番組の企画であえて客席がウケないようドッキリを仕組まれたのかなと勘ぐるほどだったという。

 この話に共演者が「今の子たちは切り抜きしか見られないっていうじゃないですか。長いストーリーを聞けない」や「ドラマや映画も倍速で見る」とTikTokやインスタグラム、YoutubeなどSNSの発展により長時間、話を聞く機会が減り、自身が興味あるものしか見なくなったのではとフォロー。鶴瓶も「松嶋(尚美)の話も知らないし、具志堅(用高)さんもそんなに知らないし、ええ勉強になった。テレビとの付き合い方の違い」とうなずいていた。

 そして「その後の落語会、ひっくり返したった」とその後に出演した落語会で爆笑をさらい、意地を見せたと笑っていた。

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2022年10月24日のニュース