「鬼滅の刃」が「スーパー歌舞伎2」で上演へ 24年2、3月に新橋演舞場で 市川染五郎ら出演

[ 2022年10月24日 00:00 ]

スーパー歌舞伎「鬼滅の刃」に出演する(左から)市川染五郎、市川團子、市川猿之助、松本幸四郎
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 人気漫画「鬼滅の刃」が「スーパー歌舞伎2(セカンド)」として24年2、3月に上演される。新橋演舞場(東京)が23日、発表した。出演は歌舞伎役者の市川染五郎(17)、市川団子(18)、松本幸四郎(49)ら。市川猿之助(46)も出演し、総合演出を務める。

 「鬼滅の刃」は、鬼に家族を殺された主人公・竈門炭治郎が、鬼と化した妹・禰豆子を人間に戻すため、“鬼殺隊”へ入隊し、壮絶な戦いに挑む物語。アニメ化に続いて、20年10月に映画化され、日本の映画興行史上前人未到となる400億円突破を果たした。

 「スーパー歌舞伎」は古典歌舞伎の魅力を生かした上で、現代人の感動できる主題性のある作品を創造したいという三代目・市川猿之助(現市川猿翁)の長年の思いが結実したもの。86年2月に新橋演舞場で初演された「ヤマトタケル」が第一作。早替り、宙乗りなど猿之助歌舞伎ならではの演出はもとより、古典歌舞伎の要素を十二分に取り入れ、台詞は全て現代語にするなどした舞台は多くの観客に支持され、「新・三国志」シリーズなど数々の人気作を輩出 した。

 「スーパー歌舞伎2」は「スーパー歌舞伎」の精神を四代目市川猿之助が継承したもので、2014年「空ヲ刻ム者」から始まり、「ワンピース」「新版オグリ」と続き、今回の「鬼滅の刃」で四作目となる。

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