官僚はサボる?豊田真由子氏らが激論「なまけてた時間は1秒もない」

[ 2022年5月15日 19:54 ]

豊田真由子氏
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 元衆議院議員の豊田真由子氏(47)が15日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(後1・30)に出演。官僚の仕事ぶりについて意見した。

 番組では今、話題の本を紹介する企画として元厚労省官僚の田口勇氏が書いた「元キャリア官僚が告発するヤバい!厚生労働省」(ビジネス社)を取り上げ、著者の田口氏がスタジオ出演した。

 本の中に書かれている「官僚は激務である、はウソ」について、田口氏と同じく元厚労省官僚である豊田氏が激しく反論。

 豊田氏は田口氏が旧労働省の部門出身であるとし「私は旧厚生省。やってる内容も違うし、厚労省と一口で言っても3万2000人ぐらい職員がいる。やってる内容、忙しさ、どれくらいのことをどれくらいのスピードでやらなきゃいけないか、きっと違う。そういう世界もあるのかもしれないですけど、私のいた世界は違う」と意見。

 「大多数があの本に書かれた厚労省だと、この経験が全部だとお書きになってるのは大きく事実として違うと思います」と否定した。

 そして「月300時間労働で、ほとんど残業代はつかない。なまけてた時間は1秒もないぐらいずっと働いていた。私の周りの人達も含めて、滅私奉公の気持ちで国のために役に立ちたいと思ってたので、本当にそうなので、そこを否定される覚えはない」と切れ気味に発言。

 「そういう志を持って激務に耐えていたけど、心とか体を病んだりして亡くなった仲間もいっぱいいる。そういう人たちの名誉のためにも、皆なまけてるんだて言われると全然そんなことないですから」と言い切った。

 経産省出身の石川和男氏も「私の場合は、役所が経産省ですから違うんですけど、私は体を悪くして辞めたんですよ。税金で食べさせてもらうのはいけないなってなり、これはだめだって辞めた」と当時を回想。

 そして「激務かどうかというご質問は、結果的に激務だった。豊田さんのおっしゃった言葉を私なりに翻訳すると、自分で好きでやってましたね、仕事は。自分の出した法案、税制改正案を通すためには僕は割と手段を選ばない人間だった」と豊田氏に賛同した。

 そこで、スタジオ出演したフリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が「だとすると、どっちが本当だった?上手く光明にサボってると田口さんはおっしゃってるじゃないですか。残業代が付いてるとしても田口さんはサボってた?」と質問。

 田口氏は「私は半分サボって、半分真面目に一生懸命。もっとサボってる人もいました」と回答。

 そして「霞ヶ関がブラック職場だというような先入観をもっておられるかたが沢山、おられる。そういった先入観は正しいのかもう一度考えていただきたい」と本を書いた意図を説明した。 

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2022年5月15日のニュース