同点弾のオリ・森友哉「不安と楽しみと、両方の思いで」　古巣でのヒーローインタビューに“声援”も

パ・リーグ   オリックス3－2西武 （ 2023年3月31日    ベルーナD ）

＜西・オ（1）＞古巣のベルーナドームでヒーローインタビューを受ける森（撮影・村上　大輔）
Photo By スポニチ

　オリックス新加入となった森友哉捕手（27）が、31日の古巣・西武との開幕戦に「5番・捕手」で先発出場。1軍初登板で開幕投手を務める3年目右腕・山下の好球を引き出し、さらに9回2死から起死回生の一発を放つなど、攻守で白星を手繰り寄せた。

　森は試合後のインタビューで、超満員の古巣での一戦に「不安と楽しみと、両方ある思いで臨みました。（9回のホームランは）積極的にタイミングが合えば全部行こうと思っていたので、良いスイングができました」と話しながら、「自分より宗のホームランの方が価値があると思います」と延長10回に決勝弾を放った宗を称えた。

　この日は第1打席で、古巣ファンからブーイングと拍手が入り混じる反応だったが、最後はスタンドを静まり返られる一撃。一塁ベースを回ったところで右手を挙げる、あいさつ代わりの一打となった。「開幕どうなるかなと思ったが、しっかり勝てて、明日以降も良い流れで試合ができればいいなと思います。きょうは盛大な応援、ありがとうございます。明日からも頑張ります。よろしくお願いいたします」とオリックスファンが陣取る右翼席へ呼び掛け。右翼席からは大歓声、三塁側の西武ファンからはブーイングにまじり“声援”も飛び交っていた。