阪神・青柳　雪辱の初開幕へ気合「やってやるぞという気持ち」　昨年コロナで無念の回避

笑顔でウオーミングアップを行う青柳（左）と中野（撮影・大森　寛明）
Photo By スポニチ

　自身初の開幕投手を務める阪神・青柳は昨季の悪夢払拭を誓った。1年前も大役に内定したが、新型コロナウイルス感染で無念の回避。チームは泥沼の9連敗スタートを喫した。

　「去年、（開幕投手を）できなかった悔しさは今でも忘れていない。しっかり準備してきたので本当にやってやるぞという気持ち。去年終わってみたら開幕の逆転負けから9連敗というところが本当に1年間ついてまわった。流れをつくる意味でも勝って終わりたい」

　背中を押す好データがそろう。舞台となる京セラドームでは通算6登板4勝1敗、防御率1・18。対DeNAも通算24試合で14勝5敗、防御率2・83の好相性を誇る。それでも「強力打線ですし、ここ何年かでは一番打たれたチーム。ゼロでいけたら理想ですけど、1点取られようが2点取られようが粘って、最少失点で帰りたい」と慢心はない。

　過去のシーズン初登板も5勝2敗と大きく勝ち越す。開幕投手で白星をつかめば、球団日本人では11年能見篤史以来12年ぶり。「一番はチームが勝つこと。勝たせるといったらおこがましいですけど、勝てるように最善を尽くしたい」と誓ったエース右腕が、岡田阪神の船頭役となる。（阪井　日向）