【センバツ】決勝打の報徳学園・石野「リベンジできて良かった」零敗喫した昨秋近畿大会の雪辱に成功

[ 2023年3月31日 17:18 ]

第95回選抜高校野球大会準決勝   報徳学園7-5大阪桐蔭 ( 2023年3月31日    甲子園 )

<報徳・大阪桐蔭>8回1死一塁、報徳・石野は勝ち越しの適時二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 報徳学園が5点差をはねのけ、大阪桐蔭に逆転勝利。前回優勝した02年以来、21年ぶりの決勝進出を決めた。

 3回に5点を先制されたが、直後の3回裏、2点を返すと、3点を追う7回も林純司(3年)の適時二塁打などで3点を奪って5-5に追いついた。さらに、8回は相手エース・前田悠伍(3年)を攻め、1死一塁から4番・石野蓮授(3年)の左越え適時二塁打で勝ち越しに成功。西村大和(2年)にも適時打が飛び出し、リードを2点に広げた。投手陣は盛田、間木とつないで最終回は3番手・今朝丸裕喜(2年)がリードを守り抜き、試合を締めた。

 決勝打を放った石野は「去年の秋、負けてから大阪桐蔭を倒すとやってきたので、リベンジできて良かったです」と昨秋の近畿大会決勝で0-1で敗れた相手からの勝利に満面の笑み。「秋、完璧に抑えられてしまったので、まずはチームが勝つこと、1本出すことを意識したんですけど、とても良い投手なのでとにかく初球から振ることを考えてやってました。(感触は)会心の一撃といいますか、芯で捉えた感覚でした」と胸を張った。

 3回に5点を先制され劣勢を強いられる苦しい展開にも「僕たちは今まで終盤に強い野球をしてきたので、焦ることなく1点ずつ返していこうとやってました」と冷静だったと振り返った。

 “逆転の報徳”らしい戦い方に「一番は線になって皆がつないでいけてるのが大きな点だと思います」と石野。決勝へ向け「とにかく一戦必勝で報徳らしい全員野球で頑張りたいです」と意気込んだ。

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