オリ・舜平大伝説、156キロ剛速球で始まる! プロ野球初の快挙から金字塔へ、注目の開幕戦

[ 2023年3月31日 18:15 ]

パ・リーグ   オリックスー西武 ( 2023年3月31日    ベルーナD )

<西・オ(1)>先発する山下 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 オリックスの高卒3年目・山下舜平大投手(20)が31日の西武戦(ベルーナドーム)で開幕投手を務めた。

 初球はいきなり155キロを、捕手の森に投げ込んだ。外崎の打席では156キロもマーク。MAX158キロを誇り、未完の大器と言われる山下のサクセスロードがいよいよ始まった。2死から山川の打球は高く舞い上がったが、左翼フェンス手前で来田のグラブに納まった。

 1軍初出場初登板となる投手の抜てきは球団では阪急時代の54年梶本隆夫以来69年ぶりで、2年目以降の投手では50年の2リーグ制以降、プロ野球初となる。勝利投手となれば金字塔とも言えそうだ。中嶋監督はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)帰りの山本や実績ある山岡らを起用する選択肢もある中で、「早くから決めていた」と抜てきの胸中を明かした。

 山下は今春オープン戦は4試合に登板し、15回1/3で23奪三振という快投。前日の最終調整では「勝つことしか考えていない」と強気に宣言していた。

 ◇山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年(平14)7月16日生まれ、福岡県出身の20歳。福岡大大濠(福岡)では1年秋からベンチ入りし、3年夏は福岡県代替大会の地区準優勝。20年ドラフト1位でオリックス入団。1軍登板はなく、2軍通算26試合4勝11敗、防御率4.72。1メートル90、98キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月31日のニュース