エンゼルス・大谷 サイ・ヤング賞&MVPダブル受賞へ出陣 地元放送局新実況ランダーゾ氏が成績大胆予想

[ 2023年3月31日 02:30 ]

メジャー開幕へ気持ちを高める大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルス・大谷は30日(日本時間31日午前11時7分開始)の開幕・アスレチックス戦に投手兼DHで先発出場する。2年連続で開幕投手を務め、昨季逃した開幕白星をつかめば野茂英雄、黒田博樹、田中将大に続き日本選手4人目。そんな二刀流について、今季から地元放送局バリースポーツ・ウエストで実況を務めるウェイン・ランダーゾ氏(38)が今季成績を大胆予想した。

 「翔平は日本だけでなく米国の野球ファンにとっても既に特別な存在。今季はサイ・ヤング賞とMVPを受賞する気がしている」

 ダブル受賞は00年以降は11年のバーランダー(当時タイガース、現メッツ)、14年カーショー(ドジャース)の2人だけで、過去11人しかいない超難関タイトル。ただ、21年MVPの大谷の昨季はMVP投票2位、サイ・ヤング賞投票4位と肉薄。大リーグ公式サイトもランダーゾ氏と同様に大谷のダブル受賞を予想している。

 同氏は直近4年間はメッツのラジオ実況を担当。昨年6月にメッツ―エンゼルス戦を担当したことがきっかけで同職に就いた。シカゴ出身で、地元の“神様”を引き合いに「翔平は野球界のマイケル・ジョーダン。このまま二刀流で活躍を続ければ、米国最大のスターになる」と熱弁。初の本塁打王の可能性にも言及し「ジャッジが昨季同様に打てるかどうか。良い目標になると思う」と見据えた。

 エ軍の実況アナウンサーは「ビッグフライ、オオタニサーン」のビクター・ロハス氏や、「スワッテクダサイ」のマット・バスガーシアン氏が日本のファンの間でも有名。ランダーゾ氏は新たな決まり文句について「特別なものになるように考えておくよ」とニヤリ。メジャー6年目へ、大谷は新たな“相棒”の声に送られてスタートを切る。(柳原 直之)

 ◇ウェイン・ランダーゾ 1984年5月2日生まれ、米イリノイ州シカゴ出身の38歳。昨季まで4年間、メッツのラジオ局の実況アナウンサーを務め、昨季からアップルTVの「フライデーナイト・ベースボール」も担当。今季はエンゼルスのレギュラーシーズン約130試合で実況を任される予定。

 ≪アスリートイメージ大谷1位≫博報堂DYメディアパートナーズはアスリートイメージ評価調査の結果を発表し、総合1位は大谷だった。2位は1月に引退した車いすテニスの国枝慎吾氏、3位はパドレス・ダルビッシュ。大谷は「夢や感動を与えてくれる」でもトップ。調査は3月2~7日にインターネットで行い、600の有効回答を得た。WBCは調査終了後に開幕した。「パワフルな」はヤクルト・村上が1位だった。

 ≪大リーグ公式YouTubeでWBC決勝無料公開≫大リーグ機構は侍ジャパンが米国代表を下し3大会ぶり優勝を果たしたWBC決勝の中継映像を、YouTubeの公式チャンネルで無料公開した。3時間を超すボリュームで、現地での英語実況を堪能できる。最後の大谷VSトラウトの名シーンや、優勝後の表彰式で大谷がMVPのトロフィーを受け取る場面まで収録されている。

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