ヌートバー 開幕初スタメンで今季初安打&2四球、母・久美子さんの前で躍動 カ軍は逆転負け

[ 2023年3月31日 09:01 ]

インターリーグ   カージナルス9―10ブルージェイズ ( 2023年3月30日    セントルイス )

カージナルスのヌートバー(AP)
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 大リーグ(MLB)が30日(日本時間31日)に開幕し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの世界一に貢献したカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)は本拠地セントルイスでのブルージェイズ戦に「2番・左翼」で先発出場。6回の第4打席に今季初安打となる左前打を放ったほか、2四球を選んで4打数1安打2四球だった。チームは9―10で逆転負けを喫した。

 ヌートバーは、初回の第1打席はブ軍の先発右腕マノアに1ボール2ストライクと追い込まれながら、持ち前の選球眼で四球を選んで出塁。2回1死一、二塁の第2打席は二ゴロ、4回無死の第3打席は一ゴロだったが、6回2死一塁の第4打席で左腕メイザの外角変化球を左前打し、今季初安打となった。続くゴールドシュミットの右前打では一気に三塁を陥れる好走塁も見せた。1点を追う8回無死からの第5打席は右腕ガルシアから四球を選んだ。9回2死からは右腕ロマノの前に空振り三振に倒れ、最後の打者になった。

 メジャー3年目でつかんだ初の開幕スタメン。試合前のクラブハウスでは「WBCの経験は素晴らしく金メダルに輝いた。これからはこのクラブハウスでカージナルスの仲間たちと162試合、前へ向かい戦うことにとてもエキサイトしている」と意気込んでいた。両親もロサンゼルスから応援に駆けつけ、母の久美子さんは「去年は26人の開幕ロースターには入っていたがスタメンでなかった。オープニングデーは162試合のひとつ。1試合で結果を出さないといけないWBCに比べたら(私の)緊張は少ない」と笑顔で話していた。

 WBCでは、侍ジャパンの不動の1番打者として7試合に出場。26打数7安打で打率・267、4打点、6四球と活躍。オープン戦は5試合に出場して10打数3安打で打率・300、1打点をマークし、この日の開幕戦の臨んだ。

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