【センバツ】報徳学園・大角監督「奇跡を起こしてくれる素晴らしい生徒たち」5点差はねのけ大阪桐蔭に勝利

[ 2023年3月31日 16:40 ]

第95回選抜高校野球大会準決勝   報徳学園7-5大阪桐蔭 ( 2023年3月31日    甲子園 )

<報徳・大阪桐蔭>大阪桐蔭と接戦の末、勝利し、駆け出す報徳ナイン(撮影・平嶋 理子)
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 報徳学園が5点差をはねのけ、大阪桐蔭に逆転勝利。前回優勝した02年以来、21年ぶりの決勝進出を決めた。

 3回に5点を先制されたが、直後の3回裏、2点を返すと、3点を追う7回も林純司(3年)の適時二塁打などで3点を奪って5-5に追いついた。さらに、8回は相手エース・前田悠伍(3年)を攻め、1死一塁から4番・石野蓮授(3年)の左越え適時二塁打で勝ち越しに成功。西村大和(2年)にも適時打が飛び出し、リードを2点に広げた。

 投手陣は盛田、間木とつないで最終回は3番手・今朝丸裕喜(2年)がリードを守り抜き、試合を締めた。

 試合後、大角健二監督は「本当に奇跡を起こしてくれる素晴らしい生徒たちだなと思いました」と選手の粘りに感動。5点を先制された直後は「いつになく今日はちょっとやられたと重い空気が流れたんですけど、その裏にすぐ返してくれて精神的に落ちつきました」とした。8回に相手エース・前田を打っての勝ち越しにも「本当に勝負強い生徒たちだと思います」と目尻を下げた。
 
 健大高崎、東邦、仙台育英、大阪桐蔭と強豪を破っての決勝進出に「“頂戦”、頂に戦うと掲げてきて、明日は優勝決定戦で本当の挑戦。この子達が掲げた文字通りになりました。どうなるか、何が起こるか分からないのが甲子園。9回終わった時に相手より1点多く取っていれば。それだけで十分です」と決意を口にした。

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