巨人・ビーディ「ゲームはつくれたと思う」 球団初の新助っ人開幕投手6回10安打2失点

[ 2023年3月31日 20:39 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2023年3月31日    東京D )

<巨・中>巨人の先発・ビーディ (撮影・西川祐介)
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 巨人の新助っ人、タイラー・ビーディ投手(29=前パイレーツ)が中日との今季開幕戦(東京D)に先発登板。初回に開始5球で先制されるも粘りの投球を見せ、6回10安打2失点で降板した。

 初回、1番・岡林に1ボールからの2球目を右中間方向に運ばれると、同じく新助っ人の中堅・ブリンソンがこれを後逸。いきなり無死三塁(記録は三塁打)のピンチを背負うと、続く2番・大島には2ボールからの3球目を右前適時打とされて開始からわずか5球で先制点を失った。

 3回には岡林、大島の連打と犠打で1死二、三塁とされてから4番・アキーノの内野安打で2失点目。3イニング連続で先頭打者に安打される苦しい立ち上がりとなった。

 だが、4回に初めて3者凡退に打ち取ると、その裏に味方打線が中田翔の1号ソロで1点を返して1点差。5回、6回はともに得点圏まで走者に進塁を許したが、無失点に抑え、この回限りで降板した。

 ビーディの投球内容は6回で打者27人に対して98球を投げ、10安打2失点。5三振を奪い、四死球はなし。直球の最速は151キロだった。

 新外国人の開幕投手は1987年キーオ(阪神)、2000年ウォルコット(近鉄)、18年ロドリゲス(日本ハム)に次いで4人目。過去3人はいずれも敗戦投手でビーディが勝てば史上初だったが、1―2での降板のため勝利をつかむことはできなかった。また、巨人の外国人開幕投手は17年マイコラス以来6年ぶり4人目だが、巨人の新助っ人では初の開幕投手だった。

 ▼ビーディ 立ち上がりはバタついたが、3回以降ヒットは打たれたけれど落ち着いて投げられたよ。大城のリードが良かったし先発として最低限、ゲームはつくれたと思う。逆転してくれるようにベンチで応援するよ。

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