MLBの今季1号はヤンキースのジャッジ 最初の打席でジャイアンツのウェブから中越えに一発

[ 2023年3月31日 08:17 ]

ジャイアンツの開幕戦の初回の本塁打を放ったヤンキースのジャッジ(AP)
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 昨季のア・リーグMVPに輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)が30日に地元ニューヨークで行われたジャイアンツとの開幕戦に「2番・センター」で先発。初回に昨季15勝(9敗)をマークしたジャイアンツの先発、右腕ローガン・ウェブ(26)から中越えに本塁打を放った。

 チーム新記録となる62本塁打を放った昨季の第1号は6試合目だったが、今季は開幕戦の第1打席。ウェブが投じた93マイル(約150キロ)のシンカーをとらえてバックスクリーン越えに運び、リーグ全体にとってもこれが2023年シーズンの最初の本塁打となった。

 ジャッジはカリフォルニア州サクラメントで生まれ、サンフランシスコの東120キロに位置しているリンデン育ち。幼いころからジャイアンツのファンで、ヤンキースと9年、3億6000万ドル(約479億円)で契約をかわして残留が決まるまで、“地元”でもあるジャイアンツへの移籍も考えていた。

 昨季に打率・311、62本塁打、131打点をジャッジは「子どものころに何度も見たチームと対戦するのは楽しかった。確かにジャイアンツの選手になることは夢でもあったが、最終的にヤンキースに残ることを決めた。自分の決断には満足している」とコメント。この日は4打数2安打、2打点、2三振という内容で、ヤンキースは5―0で勝って白星スタートとなった。

 通算で4度目の開幕投手となったゲリット・コール(32)は6回を投げて被安打3、無失点。11奪三振は1991年にティム・リアリーがマークした9奪三振を上回る開幕戦でのチーム新記録となった。一方、敗戦投手となったウェブも6回、4失点ながら12奪三振。これもジャイアンツの開幕戦でのチーム新記録となっている。

 なお試合時間は2時間33分。ピッチクロック制の導入の影響もあって、昨季のリーグ平均試合時間よりも30分短かった。

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