オリの剛腕・舜平大 堂々初陣にSNSもワクワク「えぐっ」「こいつやべーぞ」「たいしたもんだ」

[ 2023年3月31日 20:31 ]

パ・リーグ   オリックスー西武 ( 2023年3月31日    ベルーナD )

<西・オ(1)>5回、野口に適時打で生還した宗をハイタッチで迎える山下 (撮影・白鳥 佳樹)
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 オリックスの高卒3年目・山下舜平大投手(20)が31日の西武戦(ベルーナドーム)で開幕投手を務め、6回途中まで好投する上々のデビューを飾った。

 初回、外崎の打席で156キロもマークするなど冷静かつ豪快にプロでの第一歩を刻んだ。カーブ、フォークを織り交ぜながらも、初回は12球中11球が直球といったように、基本は直球が大半。MAX158キロの最大の武器を、捕手の森に投げ込んだ。4回からは変化球主体の配球に組み替えたが、3回までは31球中25球が直球というスタイルで押し込んだ。

 4回に栗山の適時打で先制点は失うものの、最少失点で切り抜けるなど粘りの投球。5回までに7奪三振の快投だった。6回1死から外崎に中前打を浴びたところで降板となったが、84球の見事な初登板。残念ながら勝利投手とはならなかったが、5回1/3を4安打1失点となった。

 この未来ある20歳の初陣に、SNSで野球ファンも好反応。ツイッターでは「しゅんぺーた」「山下舜平」などがトレンドワード入りする盛況で、「しゅんぺーた、えぐっ」「しゅんぺーたナイピ!!落ち着いてる!たいしたもんだ」「しゅんぺーた、こいつやべーぞ」「山本由伸がメジャーに行っても、山下舜平大という新たなバケモノが完成しそうなんだよなあ(白目)」などの声が挙がった。

 1軍初出場初登板となる投手の抜てきは球団では阪急時代の54年梶本隆夫以来69年ぶりで、2年目以降の投手では50年の2リーグ制以降、プロ野球初の快挙だった。中嶋監督はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)帰りの山本や実績ある山岡らを起用する選択肢もある中で、「早くから決めていた」と抜てきの胸中を明かした。

 ◇山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年(平14)7月16日生まれ、福岡県出身の20歳。福岡大大濠(福岡)では1年秋からベンチ入りし、3年夏は福岡県代替大会の地区準優勝。20年ドラフト1位でオリックス入団。1軍登板はなく、2軍通算26試合4勝11敗、防御率4.72。1メートル90、98キロ。右投げ右打ち。

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