大谷翔平“新ルール”問題なし シフト、時間短縮は「練習通りの動き方をしっかりできれば」

[ 2023年3月31日 16:01 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―2アスレチックス ( 2023年3月30日    オークランド )

試合後の囲み取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 大リーグが30日(日本時間31日)に開幕し、エンゼルスの大谷翔平投手(28)は敵地オークランドでのアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で先発出場。6回まで毎回の10三振を奪い、2安打無失点で勝利投手の権利を持って降板したが、8回に救援陣が逆転を許して白星は消滅した。打っては第2打席で今季初安打を放つなど3打数1安打1四球だった。エ軍は1―2で敗れた。

 試合後、大谷は今季から導入された新ルールについて言及した。塁間に内野手を3人配する極端な守備シフトが禁止されたことには「これまでが左打者に振りすぎたなっていうのがまず1つなので。これでイーブンになっていると思いますし」と言い、「ピッチングに関しても僕にとってはイーブンなので。投げる時には配球考えてやらなければいけないかなと思っています」と問題ないことを強調。また、試合時間短縮のため導入されたピッチクロックについて聞かれると「基本的にはどんな打者でも、どんなシチュエーションでも、練習通りの動き方をしっかりできれば、十分にいつも通りのパフォーマンスが出せるんじゃないかなと思います」と答えた。

 ▽今季からの主な新ルール
 ☆ピッチクロック 試合時間短縮のため導入。投手は捕手から球を受けてから、走者なしの場合は15秒、ありの場合は20秒以内に投球動作を始めないと1ボールが宣告される。また、打者は残り8秒までに打つ準備を整えなければ1ストライクが宣告される。

 ☆けん制球 投手による走者へのけん制球は1打席2球まで。3度目のけん制球でアウトにできなかった場合は、ボークとなり走者が進塁する。

 ☆極端なシフトの禁止 塁間に内野手を3人配する極端な守備シフトは禁止。守備側は内野に野手4人以上を置かねばならず、二塁ベースを境に2人ずつ左右に分かれなければならない。

 ☆拡大ベース 走者と捕球者の接触を減らすため、ベースの一辺が約7・6センチ大きくなった。その分、塁間が短くなり、盗塁数の増加も期待されている。

 ☆ピッチコム サイン盗み防止のため昨季導入されたバッテリー間のサイン伝達電子機器で、捕手からだけではなく、投手からもサインを送れるようになる。

 ☆インターリーグ 各チームが他全29球団と、最低でも一度は対戦するように変更された。

 ☆野手の登板 点差が離れた場面での野手の登板は、8点以上のビハインドか、10点以上リードした9回か、延長戦に限られる。

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