ロッテ・朗希が忘れられないあの試合…「17」の質問に答えてもらいました

[ 2021年12月2日 05:30 ]

ロッテ・佐々木朗希
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が躍進を遂げたプロ2年目を振り返った。終盤までオリックスと優勝争いを繰り広げ2位となった今季は5月27日の阪神戦でプロ初勝利を飾るなど、11試合に登板し3勝2敗、防御率2.27。来季目標を「今季の倍」の活躍と誓うなど、背番号「17」にちなみ17個の質問に答えた。(構成・横市 勇)

 <1>昨オフ「まずは1勝」を目標に掲げた。今季の成績は。
 「10試合登板することは、自分の中で1勝と同じぐらいの目標だった。それ以上の試合数を投げられて、中6日でも投げられて、大事な試合でも投げられた。思った以上に後半戦はよくなった」

 <2>今季「いける!」と感じた試合は。
 「(9月10日の)楽天戦で8回(2失点)を投げたとき。田中将大投手と投げ合った効果もあったと思う。そこからは自信を持って投げられるようになった」

 <3>凄いと感じた選手は。
 「みんな、凄かった。甘いところは確実にどんなに速い球でも打つ。(柳田、ジョーンズ、村上ら、大物に一発を浴び)実力通りでしたね」

 <4>後半戦は加藤とのバッテリーが多かった。サインに首を振るシーンも多かった。
 「首を振っても、嫌な顔せずやってくれる。首を振るにもいろんな理由がある。そこでも駆け引きはあるので、それも意識しながらやっていた。コミュニケーションは取れている」

 <5>高校時代に最速163キロをマーク。今季はプロ最速の159キロを計測した。
 「今春キャンプのシート打撃から球速は10キロ上がったし、平均も5キロぐらい上がっている。自分の中でも、後半戦の方がスピードが出ていて、投球自体も楽になった。今の球速を1年間で2倍ぐらいのイニング数を投げても、維持したい」

 <6>今季は優勝争いにも加わった。
 「試合に出ているので緊張するが、勝った時、いい投球ができた時の達成感は今までにないぐらいうれしかった。レベルが高い中でやっているから緊張する。その中でいい投球ができたことは、成長できたのかな」

 <7>日本シリーズでは同期入団のオリックス・宮城、ヤクルト・奥川が活躍。
 「同級生と思えない素晴らしい投球をしているし、自分も早くああいった舞台でチームに貢献したい」

 <8>外国人選手とよく言葉を交わしている。
 「そんな深い話はしていない。ただ、遊ばれているだけ。英単語を話しているだけ。今いる選手とコミュニケーションは少しぐらいは取れるかな」

 <9>リフレッシュは。
 「お風呂ですね。結構、しっかりとつかるようにしています。疲れも取れるので…。時間は15分ぐらいです」

 <10>活躍して街中で気づかれることは。
 「そんなにないです。それは時と場合によりますね」

 <11>今季はファンの前で投げられた。
 「拍手の一体感が、ロッテらしいなと感じました」

 <12>1年目は実戦登板なし。厳しい声もあった。
 「プロは結果を出さないといけない。その時に自分が言い返しても無駄だし、自分のやるべきタイミング、出番が来るまでコツコツやり続けようと思った。元々、僕は野球がうまくない。ヘタクソだった時の経験が生きた」

 <13>吉井投手コーチに指導を受けた。高校時代との違いは。
 「学生時代の指導者は投球だけを教えるわけでないし、投球自体を教わったことはない。吉井さんは自分の質問に対し、的確に答えをくれる。自分で考えさせてくれた」

 <14>制球の良さは昔からか。
 「凄く悪かったです。ボールって、成長とともに替わっていく。僕は軟式をやっていたので、C球からB球、そして硬式となった。それにつれてコントロールとスピードも良くなっていた。子供の頃から背が高かったので、小学生の頃のC球は小さくてうまく扱えなかった。中学生でも体が大きくなって、B球も合わなかった。高校で硬球になって合ったのかなと思う」

 <15>岩手からプロ入りして2年。都会生活は慣れたか。
 「いろいろあるけど、だいぶ慣れてきたとは思います。大変なのは、車の渋滞ですね」

 <16>コロナ禍が落ち着いたら、行きたい場所は。
 「実家です。好きだから。遠くよりも実家がいい。岩手の良さは、落ち着いているところですかね」

 <17>来季以降の目標。
 「登板数は今年(11試合)の2倍近く、イニング(63回1/3)もそれぐらい投げたい。勝ち星は僕だけの力だけではないので、ある程度、試合をつくった中でイニングを投げられたらいい」

 ≪恩師・国保氏明かした朗希との苦悩≫佐々木朗の大船渡時代の監督だった国保陽平氏(34)が、19年夏の岩手大会決勝での登板回避の葛藤を明かした。11月28日に金沢市で開かれた日本野球科学研究会に出席。選手の才能の保護などをテーマに体験を語り「将来の人生が輝くようにとの言葉を支えにやってきた」と振り返った。甲子園出場を懸けた決勝で、故障防止を理由とした決断には賛否両論。国保氏は「その葛藤の中で答えはないと思うが、より良いものに進んでいく勇気が必要」とした。

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