最下位からのリーグ優勝、ソフトB今季4位…プロ野球界は再び群雄割拠 ポイントは若い力・新戦力

[ 2021年12月2日 07:30 ]

ヤクルト奥川
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 外国人選手などを除いた今季開幕時のヤクルトの平均年俸は、12球団で7位の3632万円。オリックスは同12位の2640万円だった。その2チームによる日本シリーズは接戦に次ぐ接戦。非常に盛り上がり、他球団のファンからも「今年のシリーズは面白かった」という声が相次いだ。両チームとも昨季まで2年連続最下位。年俸額は低くても、ともに「伸びしろ」「若い力」がキーワードになったことが、熱戦を演出したのだと思う。

 紙面に掲載されるプロ野球の試合結果の詳細を「テーブル」と呼ぶ。スポニチでは、日本シリーズなどの際は各選手の今季年俸額も載せている。オリックスは宗が1900万円、ラオウ杉本が1400万円、紅林は高卒2年目ということもあり720万円、宮城も870万円だ。かたやヤクルトは第1戦に先発した奥川が、こちらも高卒2年目で1600万円。第2戦で完封勝利を挙げた高橋も1450万円だった。

 両チームとも、今年になっていかに「化けた」選手が多かったのが良く分かる。彼らがチームに貢献したからこその最下位からのリーグ優勝であり、日本シリーズの熱戦だった。昨年まではソフトバンク1強。その強さばかりが目立った。よく言われるセ・リーグとパ・リーグの実力差というより、ソフトバンクの力が頭一つ抜けていたように思う。昨年までの7年間で6度の日本一。その間の日本シリーズの成績が24勝5敗1分けなのだから。

 そのソフトバンクが今季、4位に沈んだ。指揮官も交代。黄金期が終わり、再建期に入ったのかも知れない。となれば、プロ野球界は再び群雄割拠。どのチームが勝ってもおかしくない時代がやってくる。ポイントは若い力であり、新戦力。このオフや来春のキャンプで鍛え、どんな選手が新たに台頭するか今から楽しみだ。(スポーツ部・鈴木 勝巳)

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