ヤクルト坂口は減額制限超える7000万円減 「まだまだやらないといけない」

[ 2021年12月2日 18:46 ]

契約を更改し会見するヤクルト・坂口智隆
Photo By 代表撮影

 20年ぶりの日本一に輝いたヤクルトは2日、都内の球団事務所で契約更改をスタートした。3年契約最終年を終えた坂口は、減額制限(1億円超は40%)を超える7000万ダウンの5000万円でサインした。

 19年目で初の日本シリーズを、古巣のオリックス相手に経験したベテランは「自分自身、出られると思わなかったし、言われてビックリした。両方のチームのファンの皆さんから拍手を頂けたのは、自分の野球人生の財産になる。感謝したい」と笑みを浮かべた。11月21日の日本シリーズ第2戦(京セラドーム)で、「9番・右翼」でスタメン出場。プロ19年目でシリーズ初出場を果たすと、6回1死一塁から左前打を放ち、初安打も記録した。NPB最後の近鉄選手として古巣からも惜しみない拍手が注がれた。

 今季は故障に泣かされ、25試合の出場で打率・160、0本塁打、0打点。打点0は05年以来、16年ぶりだった。ファームでは若手に交じって汗を流し「ファームが長くて、頑張っている若い選手や監督コーチや同級生、ベテランの先輩たちに助けてもらったというか“まだまだ頑張らないと”という思いになった。若い人たちの頑張りを見て「まだまだやらないといけない」と思った。そういうことに気づけたことは良かった」と感謝した。

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