エンゼルス・大谷が流行語大賞 リアル二刀流&ショータイム コロナ語より五輪語より21年話題の中心

[ 2021年12月2日 05:30 ]

エンゼルス・大谷
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 今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表され、年間大賞に「リアル二刀流/ショータイム」が選ばれた。メジャーリーグで、投打二刀流の歴史的活躍を見せてア・リーグMVPに輝いたエンゼルス・大谷翔平投手(27)の活躍が評価され、満場一致での選出。コロナ禍に沈む日本のみならず、世界に衝撃を与えた「ショータイム」はまだ続く。

 二刀流の大谷らしく2つの言葉で、年間大賞を獲得した。「リアル二刀流/ショータイム」。MLBの野球関連でMVPなどの受賞ラッシュを「11冠締め」で一区切りした翌日、新たな栄誉を称えられた。

 選考委員の漫画家・やくみつるさんは「圧倒的だった。“人流”も強かったけど、満場一致」と、ア・リーグMVPの満票受賞と同様の圧勝を強調。同じく選考委員の歌人・俵万智さんも「暗い世相の中でオリンピック、パラリンピック、大谷選手の活躍、やはりスポーツの力は大きいなと改めて思った一年だった」と称賛した。野球界の年間大賞受賞は16年の広島・鈴木誠の神がかり的な活躍を表現した「神ってる」以来、5年ぶり。2語以上での受賞は01年の「小泉語録」の小泉純一郎氏以来20年ぶりだった。

 大谷は今季、9勝&46本塁打など投打で歴史的活躍。4月4日のホワイトソックス戦で、メジャー4年目で初めて投打同時出場し、初回に先制本塁打を放ち、投げては最速101・1マイル(約162・7キロ)をマーク。「リアル二刀流」で全米に衝撃を与えた。初出場した7月のオールスター戦は史上初めて投打で先発出場。「翔平」の名をかけた「ショータイム」のフレーズは日本だけではなく、米国でも幾度となく使われた。コロナ禍に沈む世の中に、まさに夢と希望を与える存在となった。

 やくさんは大谷が日本ハム時代の16年に「リアル二刀流」での同賞を辞退していたことも明かした。その上で「私見だが、リアル二刀流は今後も続くことになる」と予想。「持続可能(サステナブル)な流行語になる可能性を秘めた言葉だと、みんなそう思っている。もっとレベルアップするんじゃないか」と、流行語という枠にとどまらない、さらなる躍進に期待を寄せた。(柳原 直之)

 ≪来年はBIGBOSS!?≫「オミクロン株(新型コロナウイルスの新たな変異株)」、日本ハム・新庄新監督の呼称「BIGBOSS」、ヤクルトを日本一に導いた高津監督による「絶対大丈夫」などは選考から漏れた。選考の対象は「昨年12月1日~11月30日」とされているが、候補30語が発表された11月4日が、新庄新監督の就任会見当日だった。やくさんは「来年、BIGBOSSが引き続き言葉にたがわぬ活躍を見せれば当然、候補に挙がってまいりましょう。“繰り越し”でご判断いただければ」とした。

 ≪記念品は瀬戸物≫大谷には記念品として恒例の「瀬戸の焼き物」(金額非公表)が贈られる。江戸時代初期に名古屋城の御深井丸(おふけまる)にあった御用窯に由来する、特徴ある釉薬(ゆうやく)を使った焼き物だという。司会を務めたフリーアナウンサーの宮本隆治氏は「特に今年は意味がある」とし「大谷選手の投球フォームはワインドアップではなくセットポジション。“セト”ポジション」とダジャレを交えた。

 ▽ユーキャン新語・流行語大賞 その年に発生した言葉の中で、軽妙に世相を突いた表現とニュアンスで大衆をにぎわした人物や団体を顕彰する賞。1984年にスタートし、読者審査委員のアンケートを参考に「現代用語の基礎知識」(自由国民社)編集部が毎年11月上旬、30のノミネート語を発表。12月上旬に選考委員会がトップテンと年間大賞を選出する。当初は新語、流行語部門に分かれ、それぞれ金賞がトップ。91年から年間大賞を創設した。

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