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ソフトB・大関の尽きない探求心 実りの秋へ「結果を出すことに全集中したい」

[ 2021年10月2日 09:00 ]

<ウエスタン ソフトバンク・オリックス>プロ初完封を飾った大関
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 育成出身のソフトバンク・大関友久投手(23)が進化して戻ってきた。5月下旬に支配下登録された大型左腕は、9月30日に1軍再合流。ファームで得意のスライダーとは反対方向に変化するツーシームを習得し、新たな武器を身につけた。

 圧巻だった。9月23日、ウエスタン・リーグオリックス戦で“プロ初完封”を飾った。最速151キロ直球と140キロ前後のツーシームを組み合わせ、9回7安打無失点。「投球に幅が出てきた。“これだ”となったので武器にしていきたい」と自信をのぞかせた。

 前半戦、1軍では6試合に登板。中継ぎとして9回1/3を投げ、2失点、防御率1・93とアピールした。それでも探究心は尽きない。「スライダーだけでは1軍は難しい」と自身の回転数、フォームに合った新球習得へ乗り出した。2軍戦は変幻自在の投球術で圧倒。26試合に登板し、6勝1敗、防御率1・17。文句なしの数字を残し、再び1軍の切符をつかんだ。

 それだけではない。大関にはどのポジションもこなせる器用さがある。今季は先発、中継ぎ、ロングリリーフと経験を積み、起用の幅を広げてきた。倉野ファーム投手統括コーチは「投球の幅が広がって精神的にゆとりがある。どんなポジションでも投げられる投手になって欲しい」と期待を膨らませた。

 大関は「満足はしていない。1軍の大事な場面で投げきれる実力を身につけたい。もし、1軍に上がったら結果を出すことに全集中したい」と常に上を見てきた。シーズンは終盤戦。実りの秋に向け、万能左腕の真価が問われる。(記者コラム・福井 亮太)

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