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阪神・大山は勝負強い!!両リーグトップタイの勝利打点「15」決勝弾で首位ヤクルト1差追走

[ 2021年10月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5-2中日 ( 2021年10月1日    甲子園 )

<神・中>4回無死一塁、大山は中越えに先制の2点本塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 これぞ4番!阪神・大山悠輔内野手(26)が1日の中日戦の4回に決勝18号2ランを放ち、チームの連敗を「3」で止めた。し烈な優勝争いの苦しい戦いが続く中、両リーグトップタイとなる15度目の勝利打点を挙げ、主砲、主将として力強くチームをけん引。依然1ゲーム差の首位・ヤクルトの背中を、ピタリ追走する。

 虎党の歓声に彩られた大山の一撃が、負の連鎖を断ち切った。4回無死一塁。カウント3―1から笠原の外角直球を捉えた。高々と舞い上がった打球は、バックスクリーン左に着弾。4試合ぶりの18号2ランで、勝利をたぐり寄せた。

 「将司(伊藤)が頑張っていましたし、先制点がほしかったので、良いホームランになったと思う」

 もう「勝負弱い」とは言わせない。直前の3回は1死二、三塁の好機をつくりながら無得点に終わっていた。ベンチ、球場内に嫌な雰囲気が漂いかけた時…主砲のバットが流れを変えた。この決勝弾で巨人・岡本和に並ぶ両リーグトップの15度目の勝利打点を記録した。

 「常に勝ちたいとは思っていますし、チームも苦しい状況ですが、そういった意味では今日、勝つことができてよかった」

 真面目な性格は、グラウンド外でも変わらない。トレーナーから食事面で助言を受けると、すぐに実践。最近は高カロリーなジャンクフードを安易に食べないように心がけており、それに代わるものとして、低糖質かつ高タンパクの落花生を食事の間に「補食」として摂取するなど、栄養面でも工夫を凝らす。長いシーズンを戦う上で、自己管理を徹底。自分に厳しく、常に高みを見据えている。

 勝負の10月も先頭に立って引っ張っていく覚悟に変わりはない。「9月の大山」は月間打率・313、3本塁打、14打点。それでも矢野監督からは「そんなので好調と言われたら困る。こんなので満足しているようなバッターじゃない」と一層の期待を受ける。その根拠もある。昨年10月は27試合で月別最高の打率・333をマーク。4本塁打、23打点も記録し、打線をけん引した。その再現が頂点への近道となる。

 「とにかくチームが勝てるように。チームの勝利に貢献できるように、全力でプレーしていきたい」

 主将としての責任、主砲としての重圧は、その身に重くのしかかってくるが、決して屈しはしない。悲願の優勝に向け、「10月の大山」が猛虎を実りの秋に導く。(長谷川 凡記)

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