新潟医療福祉大・桐敷拓馬が完封 プロ10球団集結「2位までに消える」

[ 2021年10月2日 16:39 ]

関甲新学生野球 秋季リーグ開幕戦   新潟医療福祉大4―0山梨学院大 ( 2021年10月2日    白鴎大 )

快投を魅せた桐敷(撮影・柳内 遼平)
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 今秋のドラフト候補に挙がる新潟医療福祉大の最速150キロ左腕・桐敷拓馬投手(4年)が山梨学院大とのリーグ開幕戦に先発し、2安打1四球で完封勝利を挙げた。

 最速で148キロを計測した直球に、切れ味鋭いスライダー、落差の大きいフォークで10三振を奪い「自分の思った通りの球を投げられた」と胸を張った。

 視察した10球団のスカウトは完成度の高い投球にうなり、高評価が続いた。

 ▼ 中日・米村明アマスカウトチーフ コントロールに不安がないので(プロでも)できる。阪神の伊藤(将司)君のように四球を出さないし、球威もある。打者が真っすぐを狙ってないとみると、簡単に外の真っすぐでストライクを取る。外野フライを打たせて簡単にアウトを取ることもできる。スカウトが見に来ているからといって、三振を取りにいくこともしない。投球術を持っている。左右の違いはあるが、ウチの柳のように打者を見て投げることができる投手。2位までに消えるでしょう。

 ▼ 日本ハム・今成泰章スカウト 良い投手。体の使い方がうまいのでボールがコントロールできている。バランスもよく、リリースも安定しているので、勢いのあるボールが投げることができる。

 ▼広島・高山健一スカウト 下級生の時から見てきました。春は良かったが、コロナで練習や試合ができない期間があった中、ドラフト直前にこれだけアピールできたのは良かった。ボールの質も良くなっている。フォークが魅力で先発で期待したいが、短いイニングだともっと球速が出ると思う。

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2021年10月2日のニュース