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阪神・伊藤将 35年ぶり球団新人左腕8勝「遠山さんの成績に並べたということは本当に良かった」

[ 2021年10月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5-2中日 ( 2021年10月1日    甲子園 )

<神・中>ヒーローインタビューで、ラパンパラを披露する伊藤将(左)とマルテ(撮影・後藤 大輝)
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 阪神の先発・伊藤将は、チームを覆う重い空気を7回6安打2失点の好投で振り払った。9月1日以来1カ月ぶりの白星で67年江夏豊(12勝)、86年の遠山昭治(8勝)に続く球団ドラフト新人左腕3人目の8勝に到達した。

 「遠山さんの成績に並べたということは本当に良かったです」

 3回までは完全投球と、上々の立ち上がりだった。5、7回と横浜の先輩・福田に2被弾し「先輩の力を見せられました」と苦笑いしたが、丁寧に低めを突く投球で中日打線のつながりを断った。これで中日戦は3試合登板、計21投球回で4失点(自責3)、防御率1・29。前回対戦の9月23日も7回1失点と好投しており、“竜キラー”ぶりが際立つ。そんな頼もしい左腕だが、マウンド上で見せる真剣な表情とは対照的に、ユーモアあふれる一面も持つ。

 「相席食堂っていう番組で、長州力さんが“飛ぶぞ!”って言ってて。それでめっちゃ笑ったので、これ面白いなと思って入れました」

 グラブ内側には『飛ぶぞ!』の刺しゅうが潜む。そのフレーズはABCテレビ「相席食堂」から拝借した。同番組内で元プロレスラーのタレント・長州力が、食べたホタテのあまりのおいしさに「食ってみな、飛ぶぞ」とコメント。その独特な言い回しが面白く、グラブにまで刻みつけたわけだ。ただし、試合では「飛びにくい」低めの球を駆使し、相手打線に凡打の山を築かせる投球が身上だ。

 チームの連敗を止めた働きに、矢野監督からも「ルーキーで1年間ローテを守るって簡単なことじゃない。後半に来ても将司らしい投球をしっかりしてくれている。将司が流れをつくってくれました」と賛辞を受けた。

 35年ぶりの新人左腕8勝。「しっかり自分の投球をして、チームに貢献できるように頑張りたい」。満足することなく、さらなる高みを見据える。(須田 麻祐子)

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