ヤクルト連日の中村V打!山田33号&サンタナ13号で10月連勝 最短M点灯は5日に「14」

[ 2021年10月2日 17:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト9―5広島 ( 2021年10月2日    マツダスタジアム )

4回2死満塁、中村は中前に先制の適時打を放つ(撮影・奥 調)
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 ヤクルトの中村悠平捕手(31)が2日、広島戦(マツダスタジアム)に「6番・捕手」で先発出場し、連日の決勝打で9―5の連勝に導いた。

 勝負の10月を仕切り直しの1勝でスタートしたヤクルトはこの日も選手会長の一打がチームに勢いをもたらした。先発の高梨が3回まで無失点と上々の立ち上がりを見せて迎えた4回。先頭の塩見が左前打で出塁すると、続く青木、山田がそれぞれしぶといあたりで安打し無死満塁。絶好の先制機に村上、オスナが連続三振。嫌なムードが立ちこめる中、前日にチームを今季26度目の逆転勝利に導く決勝打を放った中村が相手先発・高橋の5球目カットボールを完璧に捉え中前2点適時打。先制点に沸くベンチに向かって一塁ベース上で右拳を突き上げた。

 4回に先発・高梨が1失点したが、中村が火をつけた打線の勢いは止まらない。6回先頭の青木が左前打で出塁すると、続く山田が先月30日以来となる33号2ラン。村上は左飛に倒れたが、オスナ四球、中村の2打席連続安打で相手先発・高橋をノックアウト。1死一、二塁で打席に立ったサンタナは2番手・コルニエルの代わりばなの初球を右翼フェンスギリギリに13号3ランを叩き込みこの回一挙5点で勝負を決めた。

 7回に山田の犠飛で1点、9回には村上の中前適時打で加点し、投げては先発の高梨が110球を投げ7回1/3を4失点と粘りを見せ、5カ月ぶりに勝利した先月24日の中日戦に続く今季4勝目を挙げた。投打がかみ合ったヤクルトは10月連勝。6年ぶり頂点へ再び加速する。

 《5日にもM14点灯》セはヤクルト、阪神がともに勝ったため、ヤクルトの最短優勝マジック点灯日は5日に延びた。条件はヤクルトが3日広島戦と5日の巨人戦で連勝か1勝1分け、その間、阪神が3日の中日戦と5日のDeNA戦に連敗すればM14が出る。

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