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亀井で巨人連敗脱出!6回激走同点生還&7回岡本和の敬遠に“なめんな”V犠飛

[ 2021年10月2日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―2DeNA ( 2021年10月1日    東京D )

<巨・D>6回、丸の2点適時打で同点の生還を果たす亀井(撮影・島崎忠彦)
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 ベテランの気迫で、トンネルを抜けた。巨人は1日、DeNA戦で逆転勝ちし、連敗を5でストップ。亀井善行外野手(39)が2―2の7回に決勝の中犠飛を放った。0―2の6回には、二塁走者として体を張った走塁で本塁へ同点の生還。9月を6勝14敗5分けと月間リーグ最下位で終えた巨人が、10月の逆襲に向けて好スタートを切った。

 久しぶりの勝利にも笑顔はなかった。ヒーローインタビューでの亀井は、引き締まった表情で勝負を決めた一打を振り返る。

 「毎年、誰かが敬遠して僕、という形が多い。いつも“なめられてるな”という気持ちもある。本当に今年は情けない成績ですけど、いいところで打てて良かったです」

 2―2の7回1死満塁だ。直前の4番・岡本和が申告敬遠で歩かされた。この場面で、亀井が燃えないはずがない。怒りを抑えて打席に入り、砂田のカットボールを捉えて決勝の中犠飛とした。

 「敬遠と亀井」と言えば、17年6月18日ロッテ戦。8回と延長10回にマギーが敬遠されていずれも凡退した。延長12回、三たびマギーが敬遠されたが、サヨナラ3ラン。高橋前監督の胸で号泣した姿は、今もファンの間で語り継がれる。その際には「打てなかったら命を取られる。それぐらいの気持ちでいった」と思いを口にした。この日も、2安打1打点で連敗を5で止める原動力になった。

 走塁でも執念を見せた。2点を追う6回無死満塁、丸の左前打で24イニングぶりの得点。捕手の山本と交錯しながらも、同点の生還を果たした。チーム最年長39歳の激走がナインを奮い立たせ「体が壊れていいと思っている。必死に勝利のために尽くすだけ」と語った。

 9月は月間リーグ最下位ながら、原監督は前日に「トンネルを抜けた時が楽しみ。(10月に替わり)ジャイアンツも動く」と予言。ベテランの大仕事を「走塁も含め非常にみんなの模範となるような戦う姿勢。亀ちゃんのいいところが出ている」と称賛した。

 亀井は「ロッカーにいても選手は暗く、つらい思いをしている」と吐露。それでも、試合前に「絶対に諦めない」と声を掛け合ったという。ヤクルト、阪神も勝って上位とのゲーム差は変わらなかったが、「今日を機に必死になって頑張ります」。逆転Vへ、チームの闘志に火をつけた。(田中 健人)

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