日本ハム・野村 失策の汚名返上!プロ1号&サヨナラ打「気持ちいい」

[ 2020年7月3日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム9―8ソフトバンク ( 2020年7月2日    札幌D )

<日・ソ>9回2死二、三塁、サヨナラ安打を放った野村はガッツポーズ(撮影・高橋茂夫)
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 プロ初のサヨナラ打もコロナ禍でやや控えめな勝利の儀式。それでも寡黙で知られる日本ハム・野村が満面の笑みだ。初の本拠でのヒーローインタビューは、マスク姿の聞き手の声が聞き取りづらく、何度も聞き直すハプニング。それでも「気持ちいい。本塁打もうれしかったけど、サヨナラ打の方がうれしかった」と笑った。

 1点を追う9回2死二、三塁。無観客でファンの「押せ押せムード」はないが、静寂の中で打席では冷静だった。相手の守護神を務める森を見つめて「今、自分にできるのは直球を打つこと」と自分に言い聞かせ、初球の直球をフルスイング。ファウルとなったが、続く2球目の149キロを中越えに運んだ。

 ミスを取り返したい一心だった。2回に三塁守備で失策を犯し、その後にバーヘイゲンが2ランを被弾。直後の打席で内角直球を巧みにさばき、通算35打席目で初本塁打が生まれた。7回に今季初本塁打を記録した清宮との初アベック弾。試合前まで打率・156だったが、自身2度目の猛打賞もマークした。

 チームは今季本拠3戦目で初勝利。野村は栗山監督に「僕はホームランボールをもらったので、これをあげます」と声を掛けてサヨナラ打の記念球を手渡した。本塁打の記念球については「親に届けたい」と笑顔。我慢の起用を続ける高卒2年目の20歳について指揮官は「感動した。スケール感がある」と目を細めた。

 虫垂炎で離脱していた正三塁手を争うビヤヌエバが2軍戦で実戦復帰した。「気にはするけど、まずは自分のできることをやるだけ」と野村。三塁は誰にも譲らない。決意のサヨナラ打でもあった。(東尾 洋樹)

 ◆野村 佑希(のむら・ゆうき)2000年(平12)6月26日生まれ、米ミシガン州ハウエル出身の20歳。日本人の両親と1歳半まで在住し、その後は群馬県伊勢崎市に移り住む。ミドルネームはジェームス。小学2年で野球を始め、中学時代は「太田リトルシニア」に所属。花咲徳栄では1年秋から4番を務め、2年夏の甲子園優勝。3年夏にも出場した。高校通算58本塁打。18年ドラフト2位で日本ハム入団。1メートル87、92キロ。右投げ右打ち。

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