阪神 4連敗で矢野政権最多の借金8 打線改造実らずセ界の借金“丸抱え”の屈辱

[ 2020年7月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2-4中日 ( 2020年7月2日    ナゴヤD )

<中・神(3)>9回1死一、二塁、上本の遊撃併殺打をぼう然と見つめる矢野監督(中)(撮影・椎名 航)
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 阪神は2日の中日戦に2―4の惜敗。矢野燿大監督(51)が今季無安打だった上本、高山、北條の3人を先発起用する苦肉の打線変更で臨んだが、不発に終わった。今季初の4連敗で矢野監督就任後最多の借金8に膨らんだ。両リーグ最速の10敗目を喫し、セ・リーグの「借金独り占め」状態。貧打は解決策が見えず、負のデータばかりが積み重なる泥沼に突入した。

 勝利の女神にも、運にも見放された。2―4の9回1死一、二塁で、打席には3回に適時二塁打を放った上本。R・マルティネスのナックルカーブをとらえた打球は強烈なゴロで投手の足もとを抜けたが、京田の好守に阻まれ、無情にも遊ゴロ併殺でゲームセットとなった。

 「今日みたいに起爆剤的になってもらえたらなと起用した選手たちが頑張ってくれるということがあれば…。そういう起爆剤も現状ないんで…」

 矢野監督が苦しい胸の内を明かした。開幕から打線が低調で、打開策として再び打順を組み替えた。ガルシアが先発したため、外国人枠の関係でサンズをベンチメンバーから外した。2番に上本、7番・高山、8番には北條を抜てき。この試合まで3人とも打率・000だったが、流れを変えてほしいと送り出していた。

 「ポン(上本)なんかは持ち味を出してくれた部分もあったけど、シュン(高山)とかジョウ(北條)でも、そういうところを期待したけど…」

 高山は8回2死二塁で右飛に終わるなど4打数無安打。北條も3打数無安打で、9回には代打を送られた。岡野とは初対戦ながらチャンスは十分にあった。初回2死満塁で梅野が二ゴロ。1点を追う5回には2死二、三塁でマルテが遊ゴロに倒れた。得点圏に5度も走者を進めながら最後まで追いつけず。決定打を欠く拙攻ぶりが際だった。

 「今日の結果だけをとれば、向こうはビシエドが打って、こっちもチャンスで回ってマルテとかそういうところで点を取ってないというのはポイントになるけど、誰かというよりチーム全体の問題」

 開幕からの得点圏はこの日の6打数無安打を入れて64打数10安打の打率・156。満塁機も6打数で無安打だ。1日に待望の初本塁打を記録したボーアも4番のマルテも調子が上向いているとはいえない。

 12試合目で両リーグ最速の2桁10敗目で、借金8は矢野政権最多。過去の最大逆転優勝は64年の6・5ゲーム差だが、この日、首位・巨人とその数字にまで広がった。「前向いてやるしかないと思っています」。苦悩の日々が続く矢野阪神は眠れぬ夜が続いている。 (山本 浩之)

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