中日・岡野、初勝利 目をかけた先輩も祝福「おめでとう。でも1勝目ぐらいで満足するなよ」

[ 2020年7月3日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4-2阪神 ( 2020年7月2日    ナゴヤD )

中日・岡野祐一郎(左)と東芝・松永隆太
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 プロ初勝利を挙げた中日の岡野が社会人東芝時代に最も影響を受けた松永隆太外野手(33)が祝福メッセージを本紙に寄せた。

 「プロ初勝利おめでとう。でも1勝目ぐらいで満足するんじゃないぞ。岡野とは去年、初めて同室になり「お前のすべてを暴いてやるぞ」といじり始めた。人前では話さないけど、いじり出すと面白いことを言う。それから、あいつをより応援したくなりましたね。

 僕もかつてプロを目指していたけど、岡野の練習量はすご過ぎる。休日、寝落ちしていても「去年休んでいたからプロに行けなかった」と時間になると立ち上がる。食事会の時もギリギリまで体を動かしている。そんなに頑張らなければいけないんだと思いました。

 ある時は「どうしたら球が速くなるんですかね」と外野手の僕に真顔で聞いてきた。「バカにしているんだろ」と返しましたけど…。求めるものが高い分、投手コーチだけでなくいろいろな所からヒントを得る姿勢はすごい。何事も選別して、自分にあった物を吸収していく。だから3年間、東芝にいて良かったと思います。あいつのすごい点は自分を客観的に見られるから、打たれても最少失点に抑え、試合を作ることができると思う。去年の11月20日、僕の33歳の誕生日と岡野の中日入団をかねて、横浜市内の自宅でパーティーをやったんです。楽しかったなぁ。ずっと頑張って欲しいですね」

 ◆松永 隆太(まつなが・りゅうた)1986年(昭61)11月20日、熊本県出身の33歳。九州学院を経て東洋大では大野奨らと4年時に春秋リーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会の大学4冠を達成。卒業後、東芝に入社し在籍年数は12年目。1メートル75、82キロ。右投げ右打ち。

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