早大・小宮山監督、指導スタイルは「ヒントを与える助言」

[ 2019年4月21日 09:00 ]

東京六大学野球第2週第1日   早大13―1東大 ( 2019年4月20日    神宮 )

<早大・東大>ベンチからバントの指示を出す小宮山監督(撮影・荻原 浩人)
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 【記者フリートーク】9学年上の「小宮山先輩」と初めて食事したのは14年2月。米フロリダ州タンパだった。

 大リーグのキャンプ取材中。解説者として訪れた小宮山先輩は、記者を含めた早大野球部OB2人を「タンパ稲門会(早大の同窓会の総称)だ」と誘った。記者自身で米国内の移動便やホテルを手配するという話に「おまえたち凄いな。大したもんだ」と本気で感心した。失礼ながら、表情を変えず厳しいコメントの解説で気難しいイメージだったが一変。監督就任後も押しつけず学生を大人扱いし、認めるところは認めて「ヒントを与える助言」が指導スタイルだ。

 試合後、ロッカーで加藤主将から記念球を渡され「あと9個くれよ」と返して選手の笑いを誘った。それも、新監督の本当の姿だ。(遊軍・春川 英樹)

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2019年4月21日のニュース