大谷 術後初公開フリーで140メートル弾!33スイング9発魅せた

[ 2019年4月21日 02:30 ]

試合前に打撃練習する大谷、右肘に手術痕が見える
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 エンゼルス・大谷翔平投手(24)は19日(日本時間20日)、昨年10月の右肘手術後フリー打撃を初公開し、33スイングで9本の柵越えを放った。公の場で打ったのは、昨季最終戦の9月30日アスレチックス戦以来201日ぶりで、投打ともに全体練習に合流した。野手として5月初旬にも復帰するとみられるが、本人は5月4、5日(同5、6日)にアストロズ戦を行うメキシコ遠征への参加を希望した。

 ピンポン球のように、次々とフェンスの先へ打球を運んだ。大谷が全体練習に初合流し、グッドウィン、スミスと一緒にフリー打撃に臨んだ。中堅左の名物「ロックパイル」の中腹で跳ねる特大弾を含め、33スイングで9本の柵越えを放った。

 「一人で打つよりも楽しかった。タイミングも取れていたし打球の飛び方も良かった」

 スタットキャストによると、特大弾は458フィート(約140メートル)で、打球速度は109マイル(約175キロ)を叩き出した。「強く振る周りに感化されて、力が入りすぎると良くない」とブラッド・オースマス監督は3月27日に屋外フリー打撃解禁後も、別の時間帯で単独非公開練習に制限してきたが、誰よりも力強い打球を飛ばしたのは大谷だった。

 早ければ5月初旬にもメジャー復帰するとみられる。チームは5月4日(日本時間5日)からメキシコ・モンテレイでアストロズ2連戦。「もちろん行きたい気持ちはあるし、もっと早くなるため個人的に頑張っていきたいと思う」と大谷。メキシコ遠征参加を希望すると同時に、直前4月30日~5月2日(同1~3日)の本拠でのブルージェイズ3連戦へも意欲をみせた。

 チームは一貫して復帰は「5月中」としている。オースマス監督は「プレーする準備ができているなら、連れて行きたい」とメキシコ遠征参加の可能性について触れた。今後は来週中に実戦形式で投手と対戦するライブBPを行う予定。そこで数十打席実戦を積み、あとはGOサインを待つばかり。首脳陣は本拠で効率良く集中して打席を重ねるため、マイナー戦へのリハビリ出場は必要ないと判断している。

 「生きた球は見ていない。どの程度投手の球に反応できるか。肘に関しては、打撃ではもう問題ないと思う。感覚のところだけ。そこが戻れば試合に入れる自信も出てくる」

 リハビリ卒業試験となるライブBPでは、最初の打席の第一印象が大事と話している。全米を驚かせたフルスイングの完全復活へ、最後の審判の時は近い。(後藤 茂樹)

 ≪キャッチボール27メートル≫大谷は打撃練習前に投手の全体練習に交じりキャッチボールした。最長90フィート(約27メートル)まで初めて距離を延ばし10球投げるなど、計75球投げた。「キャッチボールの距離も延びているので、打撃も問題なくできています」と投手復帰は来季以降だが、順調な過程を踏んでいる。また、この日は大谷ブランケットが入場先着3万人に配布された。

 ≪雄星先輩との対戦心待ち≫大谷は前日に再会した菊池との対戦を待ち望んだ。花巻東の先輩後輩で、甲子園で活躍する菊池の姿に憧れ同校へ進んだ。「高校の先輩、憧れていたという感じです。対戦は楽しみ。でもやるとなったら意識することなく、打つための準備をしたい」と話した。両軍は5月30日(日本時間31日)からシアトルで4連戦が組まれ早ければそこで対戦が実現しそうだ。

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