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【生島ヒロシ オヤジの処方箋】脱頻尿へ!コマネチ体操で若さ復活

生島ヒロシ
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 芸能界一、健康に詳しいアナウンサー生島ヒロシ(67)が、シニアに向けて元気に生きる方法を指南する連載「誰も教えてくれなかった“老いるショック”脱出術 オヤジの処方箋」。今回から、誰もが興味津々の“下の話”が続きます。まずは男性の老化現象の代名詞とも言われ、尿が近くなる「前立腺肥大症」。あなたは夜中、何回トイレに起きていますか?

 みなさん、こんにちは。生島ヒロシです。猛暑でぐったり。毎晩、寝苦しいですね。ただでさえ寝汗で起きてしまうところ、前立腺肥大症はトイレにも起きるんですから。辛(つら)いです。男性は50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳ではなんと90%が前立腺肥大というデータがあります。シニアは避けて通れない病気です。

 実は私もなんです。65歳ごろから。頻尿気味になって、7時間ぐらいの睡眠で2回くらい起きるようになっちゃいました。懇意にしている泌尿器科の専門家、神田医新クリニック(東京都千代田区)の横山博美理事長に診察してもらったところ「前立腺肥大症ですね」と言われて。ショックでしたね。それまでずっと、尿道が描く曲線を調べてもらって「20代の勢い」と言われていたのでね。

 ちょうどそのころ便秘気味になったんです。便が溜(た)まった直腸が尿道を押し上げ、その尿道からの圧迫で前立腺が肥大することもあるそうですよ。僕の場合はそれだったのかなあ。詳しくみていきましょう。

 【原因】ずばり加齢です。50代になって男性ホルモンの分泌が低下してくると、前立腺が肥大していく。老化現象の代表的な病気ですね。肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症など生活習慣病との関連も指摘されています。遺伝もあります。おじいさん、お父さんが前立腺肥大なら要注意です。

 【検査】「国際前立腺症状スコア」でセルフチェックができます。病院は泌尿器科。まずは問診ですが、(1)尿流量測定検査(センサーが付いた便器型の測定装置に排尿し勢いや量、出し切る時間などを計測)、(2)超音波検査(モニター画面上で前立腺、膀胱=ぼうこう=の大きさを測定。残尿量も分かる)、(3)直腸診(医師が肛門から指を入れ前立腺を触診。大きさや硬さ、表面のゴツゴツ感を調べる)、(4)血液検査(前立腺細胞からつくられる物質PSAの量を測定。増加すると肥大症。前立腺がんの診断にも役立つ)、などがあります。

 【治療】まずは薬物療法。前立腺や膀胱の筋肉を緩めて尿の通りを良くする薬です。漢方薬やハーブの一種、ノコギリヤシも有効と言われています。ノコギリヤシはサプリメントで有名。前立腺肥大を起こす酵素を抑制する効果があると言います。漢方薬もノコギリヤシもしばらく飲み続ける必要があるようです。

 進行していたら手術。主流は体へ負担が少ない内視鏡。電気メスやレーザーで肥大した前立腺を切除し尿道を広げます。肥大しすぎた場合は開腹手術。前立腺全体を取り除くこともあります。

 【予防法】尿を我慢しない、体を冷やさない、長時間同じ姿勢で過ごさない、適度な運動をする、など。一般的にはこう言われています。僕はリンパの流れを良くするために、両脚の付け根をこする「コマネチポーズ」を繰り返しやってるんですよ。お風呂とかで「コマネチ!」「コマネチ!」って。自分でも笑っちゃうときがありますが楽しいですよ。「血流も良くなる」と横山先生のお墨付き。

 あと横山先生が強調しているのは、男性機能の維持。前立腺は精子を保護する前立腺液を分泌していて、射精のときに精液を尿道に押し出すポンプの役割もしています。つまり性生活に直結している臓器。せっせと使って本来の機能を維持する。横山先生は「性欲が落ちてセックスしなくなると、前立腺肥大がひどくなる」と話していますよ。「できるだけ射精したほうがいい」とも言ってます。どんな臓器も一度“カラ”にして新陳代謝を促せば若返るんだそうです。

 男性ホルモンを作り出すために動物性タンパク質をとることも重要。肉です。それもステーキがいいそうです。あとは運動ですね。ストレッチやジョギングでいいんです。ヘビーな筋トレも男性ホルモン分泌には効果があるようですが、やめてしまうと逆効果になるといいます。ジョギングなどの、気軽にずっと続けられる運動がいいわけですね。

 僕も飲んでいたのですが「ザルティア」という前立腺肥大の治療薬が最近話題になっています。なぜかって?実はこのザルティアは、ED(勃起不全)の治療薬「シアリス」と成分が同じだからです。もちろんザルティアをED治療で処方してもらうことはできません。前立腺肥大を装って入手しては絶対ダメです。飲んで万が一、副作用が出た場合、薬を本来の治療目的以外で使用したとして、医薬品副作用被害救済制度の対象外になります。注意してくださいね。さてEDの話題が出ました。次回はEDについてお話ししますね。

 ◆前立腺 男性だけにある臓器。大きさは栗の実くらい。膀胱の下にあり尿道を取り囲んでいる。一部の面が直腸に接し、直腸の壁越しに指で触れることが可能。射精時に排出される前立腺液を分泌。前立腺液は精液の15〜30%を占め、精子の動きを活発にする。前立腺がんは前立腺の辺縁領域にできることが多い。

 ◆医薬品副作用被害救済制度 医薬品(病院で処方されたもの、薬局で購入したもの)を適正に使用したにもかかわらず、副作用により入院治療など、健康被害が発生したときに医療費などを給付する公的な制度。1980年創設。医薬品の不適正使用など、給付対象にならないケースもある。給付費用は、製薬関連企業などからの拠出金から充てられる。

 ◆生島 ヒロシ(いくしま・ひろし)1950年(昭25)12月24日生まれ、宮城県出身の67歳。米カリフォルニア州立大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒業後、76年にTBS入社。89年に退社し、生島企画室を設立。TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(月〜金曜前5・00)は、98年から続く長寿番組。名物コーナー「教えてドクター!病気が逃げてく健康習慣」に登場する名医たちとの親交から、芸能界きっての健康通。

[ 2018年7月18日 12:00 ]

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