問われる協会の指導力 ブレる強化方針 4年の猶予を生かせなかった

[ 2014年6月25日 09:30 ]

交代する岡崎をねぎらうザッケローニ監督(AP)

W杯1次リーグC組 日本1―4コロンビア

(6月24日 クイアバ)
 「史上最強」と言われながら、1勝もできずにブラジルを去ることになったザックジャパン。スポニチ本紙評論家の川本治氏(62)は日本サッカー協会の強化方針にも疑問を投げかけた。

 日本は4年前の南アフリカ大会で決勝トーナメントに進出。当時、日本代表を率いた岡田武史監督はまずはしっかりした守備をベースにし、そこから点を取りに行った。「3試合の中で、ベスト16にいくにはどう戦うか。岡田監督はそれをチームに徹底し、選手もそれを確実に実行したからベスト16に進出した。4年後の大会でより多くの点が取れるに越したことはないが、そう一気にはいかないわけで、そのへんは協会がもっとしっかりやるべきだった。そのために4年の猶予があるのに、生かせなかった」と指摘。監督の好むサッカーによって、4年ごとに違うことを代表チームがやる継続性のなさを疑問視した。

 ザッケローニ監督のコロンビア戦での采配も「途中で山口を入れるなら、長谷部を1ボランチ気味にして、本田を少し下げて、大迫や斎藤を入れても良かったのでは」と勝利が絶対条件だっただけに、もう少し積極的な変化が欲しかったと訴えた。そして、「コロンビア代表のぺケルマン監督がさすがだなと思わせるのは、追いつかれた後で勝利への執念を見せて(温存していた)エースのハメス・ロドリゲスを使ったこと。そのエースがしっかり結果を出して采配がはまった」と敵将を称えた。

 だが、川本氏はこう言う。「きょうの試合より、初戦のコートジボワール戦がすべてだった気がする。先制しながら逆転負けした初戦のつまづき、ショックが尾を引き、2戦目のギリシャ戦では前半に相手が退場者を出して1人少なくなったのに勝てなかった。(W杯前の)米国での2試合がいい感じだったから勘違いして入ってしまったのかもしれない」と悔やんだ。

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