【コラム】城彰二

五輪代表監督のメリットが出たメンバー選出

[ 2021年8月27日 08:00 ]

W杯カタール大会アジア最終予選メンバー発表

 このメンバーを見ると、W杯予選を見据えて東京五輪を戦ったことが改めてよく分かる。森保監督が五輪代表を兼任したからできたこと。守備は五輪代表、攻撃はA代表がベースで連係もすでにできている。ともに森保監督のサッカーを知っている選手ばかりで融合も問題ないだろう。

 東京五輪で大きな課題だったワントップに大迫が入るが、前線でボールを収めて、中盤から選手が飛び出していく戦い方は出来上がっていて、チームとしての完成度はさらに上がるはず。中盤には堂安、南野、鎌田、伊東、久保らがいてポジション争いは激しい。私もアトランタ五輪後、W杯フランス大会出場を目指して最終予選を戦ったが、五輪組はみんな「下から突き上げて、レギュラーを獲るぞ」という意識を前面に出していた。競争がレベルアップにつながり、いい傾向だ。

 W杯予選は長丁場で長距離の移動もある。その中でコンディションを維持するのは簡単ではない。ケガや出場停止などもあり、バックアップの選手が鍵になる。さらに相手が日本に対して対策を取ってくるので、途中出場で流れを変える選手も重要になる。兼任のメリットが出たいいメンバーだと思う。(城彰二=元日本代表FW)

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