がんから涙の復帰 堀ちえみ密着企画に浅尾美和も感動「大病と闘っている方々に勇気を与えてくれる」

[ 2023年2月16日 18:17 ]

ライブで熱唱する堀ちえみ
Photo By 提供写真

 MBSテレビ「よんチャンTV」で16日、前日15日に東京・葛飾しかシンフォニーヒルズで40周年記念ライブを開催した歌手・堀ちえみ(55)の密着企画が放送された。

 同時間帯で過去に放送されていた「ちちんぷいぷい」のレギュラー出演者だったこともあり、堀は同局とは縁が深い。

 2019年2月に舌がんのステージ4を宣告され、舌の6割を切除し太ももの皮膚を移植する再建手術に臨んだ。4月には舌がんの転移や再発ではないが食道がんが見つかり、腫瘍を取り除く手術を受け、ステージ0の初期がんと判明した。

 「生きられたなら、また歌うんだ」という一心で、大手術や辛いリハビリを乗り越え、ボイストレーニングにも懸命に励み、20年1月にテレビ朝日「徹子の部屋」で肉声、8月には日本テレビ系「24時間テレビ」でヒット曲「リ・ボ・ン」の歌唱を術後初披露した。

 この日は密着企画の最後に、堀が涙声で「歌うということは術後に1度は手放してしまったけど、きょうはステージで歌ってよかった。歌い続けてよかったなと思ったし、あとはステージでも言いましたけど、生きていてよかった」とメッセージを伝えた。

 VTRを見ていた元プロビーチバレー選手でタレントの浅尾美和は「改めてパワフルで強い方だなと。歌声もすごくのびやかで、でもその声を出すまでにどれだけ大変なトレーニングをしてきたのか、というのが伝わってきましたし、常に前向きに発信されている。今、大病と闘っている方々にすごく勇気や力を与えてくれる活動が伝わってきた」と感動したことを告白。また、お笑いコンビ「チュートリアル」徳井義実も「長いことやっているアーティストは、ファンの方も同じだけの人生を歩んできている。ただでさえ応援する気持ちはひとしおだが、今までより歌いにくくなった部分や不安をファンの方が補って。全員でつくりあげているライブなんだなと、今のVTRだけでも伝わってきた」と心を動かされていた。

 40周年公演は、4月7日に地元・大阪府堺市の「フェニーチェSACAY」でも開催される。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月16日のニュース