中川大志「結果を出したい。映画当てたい。視聴率取りたい」24歳のコンプレックス、素直な渇望

[ 2023年1月16日 16:43 ]

中川大志
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 俳優の中川大志(24)が15日放送のTBS系「情熱大陸」(日曜後11・00)に出演。昨年、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で畠山重忠役を演じ、自身初となる主演舞台「歌妖曲~中川大志之丞変化~」にも挑戦した自身の俳優としての現在地を語った。

 3歳からダンスを学び、小学校5年生で芸能界デビュー。その2年後となる2011年には歴史的な視聴率を記録した「家政婦のミタ」に出演し、2019年に第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど順風満帆に見える中川の俳優人生。しかし、本人の口から飛び出したのは意外な言葉だった。

 「コンプレックスでもあったんですよ、ずっと。爆発的に僕は何かの作品で人気が出た自覚はないし、同世代とか…何かみんなが爆発的に人気になっていく姿を見てたんで」

 24歳の素直な思いは止まらなかった。「芝居とかパフォーマンスに関しては…そりゃ、負けねぇよと思っていますよ。でもやっぱり、うん、結果を出したいっていうのは凄いあるんですよね。映画当てたいし、視聴率取りたいし」

 渇望を隠さす、挑み、もがき続けた2022年。自身初となる主演舞台の大千秋楽後の座長としてのあいさつで全48公演をともに駆け抜けた仲間やスタッフに終わりの寂しさと感謝の言葉を伝えた後「初めてのことも多くて、(最初は)不安で心細くて…」。笑顔で語り始めた中川の目から涙がこぼれ落ちた。

 そしてもう一つ、48公演をともに駆け抜けたものがある。それは「鎌倉殿の13人」で神回ともいわれた一騎打ちを演じた主演の北条義時役・小栗旬から贈られた楽屋の入り口に掛ける暖簾。自身の希望である白地に「中川大志」の文字と小さな「栗」の刺繍が刻まれている。初座長公演を見守ってくれた“相棒”を大事にしまった中川は、2023年もまた、自身の飽くなき渇望とともに俳優の道に挑み続ける。

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