橋下徹氏 政府の“異次元の少子化対策”へ私見「防衛費の2倍は子育て政策に使ってもらいたい」

[ 2023年1月16日 16:23 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が16日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、政府の少子化対策についてコメントした。

 人口減少が止まらない中、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」を明言したが、具体的な策は掲げられていない。対照的に、東京都の小池百合子知事が18歳以下の子供に月5000円の給付を提案。国の少子化対策について「遅い」と断じた。

 MCのフリーアナウンサー宮根誠司は、「防衛費も大変ですけど、むしろ少子化対策、子育て対策というのが、日本の大事業じゃないですか?」と訴えた。すると、橋下氏は「年に60万人ずつ人口が減っていっているんでしょう?島根県が1個ずつなくなっている」と指摘。「異次元の少子化対策と言うんだったら、僕は防衛費以上の、僕は防衛費の2倍は子育て政策に使ってもらいたい」と話した。

 一方で、増税に反対する野党へも一石を投じた。「野党は増税反対と言うと、自分たちの首を絞めることになるのは、異次元の少子化対策を組み合わせれば、もちろん税収増も使う、歳出改革も使うけど、どこかで国民の負担も求めざるを得なくなる」と、今後の流れを予測。「初めから“増税反対”と、国民の耳障りのいいことを言うんじゃなくて、順番は最後かも分からないけど、“異次元の少子化対策、異次元の防衛力の強化をやるんだったら、最後の最後には国民の負担を求めますよ”というニュアンスは残しておかないといけないと思いますよ」と忠告した。

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2023年1月16日のニュース