高橋幸宏さん 広い交友物語る 江口寿史氏「やりきれない」矢野顕子「YMOは永遠に」…追悼相次ぐ

[ 2023年1月16日 05:00 ]

北川悦吏子氏ツイッター(@halu1224)から

 イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のドラマー高橋幸宏(たかはし・ゆきひろ)さん(享年70)の所属事務所が15日、亡くなったのは11日午前5時59分で、死因は脳腫瘍により併発した誤嚥(ごえん)性肺炎だったと発表した。関係者によると、長野県軽井沢町内で近親者による葬儀がこの日までに営まれた。

 高橋幸宏さんの広い交友を物語るように、音楽仲間だけでなく、各界の著名人から追悼が相次いだ。

 坂本龍一の元妻で、YMOのサポートメンバーも務めた歌手の矢野顕子(67)は「YMO Goes Forever.(YMOは永遠に)」とツイッターに投稿。80年の世界ツアーに同行し、海外で高い評価を受けるYMOを一番近くで見てきた。英ロックバンド「JAPAN」のボーカルだったデビッド・シルビアン(64)は、坂本がSNSに投稿したグレー一色の画面をリツイートして弔意を示した。YMOと交友を持ち、82年の日本武道館公演には高橋さんも参加していた。

 タレントの三宅裕司(71)にとっては大恩人だった。15日のニッポン放送の番組で感謝の言葉を述べた。79年に主宰劇団「スーパー・エキセントリック・シアター(SET)」を設立した後、「高橋さんが“面白いよね、SETって”と、オールナイトニッポンに呼んでくださり、レギュラーにしてくれた」と明かした。そこから自身の番組を持ち、人気に火が付いた。

 漫画界からも惜しむ声が上がった。漫画家の江口寿史氏(66)は「幸宏さんはマンガで何度も描かせていただきました。早過ぎるよ。やりきれないな」とつづり、高橋さんのイラストを添えた。「孤独のグルメ」原作者の久住昌之氏(64)は「泉昌之のマンガを凄く好きでいてくれて、その縁でソロツアーのパンフレットにマンガを描きました。さみしい。合掌」とつづった。脚本家の北川悦吏子氏も「YMOは私の青春です!ライディーンはあの頃も今もそして、これからも神曲です」などとつづり、高橋さんと原田知世(55)との3ショット写真を掲載した。

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