矢沢永吉 日本武道館公演の第1歩は海外アーティストからの知名度「ちょっと待てよ?俺やるよって」

[ 2022年12月23日 23:09 ]

矢沢永吉
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 ロック歌手・矢沢永吉(73)が23日、NHK「NHK MUSIC SPECIAL 矢沢永吉 激白!超えられなかったあと1本」(後10・00)に生出演し、日本武道館公演への思いを語った。

 デビュー50周年の矢沢は20日、同所で150回目の節目となるはずだった公演を前に、喉の不調を訴え、当日キャンセルという無念の決断をしていた。

 長い武道館ロードの始まりは、77年8月26日。日本人ロック歌手としては初めて、日本武道館で単独公演を行った。高瀬耕造アナウンサーから「武道館というのは、矢沢さんにとっては特別な場所…」と問われると、矢沢は「…に、なっちゃったんですね」と告白した。

 武道館公演といえば当時、武道の聖地でありながら、海外の有名アーティストが公演をする会場という位置づけ。矢沢は「海の向こうのロックバンド、シンガーに日本武道館ってすごくポピュラーで。考えたら日本人、あんまりやってないんですよ。僕がスタートを切る時ですね。“ちょっと待てよ?俺やるよ”って。ロック歌手で最初だとか言うんですけど、最初はそんな感じですよ」と、そのいきさつを明かした。

 それ以来、年によっては5回ペースで武道館公演を行い、07年には58歳で大台の100回に到達した。「やっているうちに、どんどんどんどんホームタウンと言われるように、そこでガンガンガンガン、いろいろやっていたら、最多記録ですか。100回。あっという間に100回だった」と振り返った。

 150回の節目を前に、小休止となったが、「年に5回やって10年かかりますからね、50回は。ハイペースですね。今年は4回ですけど。今まで5回、5回やってますからね。そうやって、やっているうちにそんな数になってきたんですね」と、しみじみ語っていた。

 今回の中止を受け、ファンレターが届いたという。「“永ちゃん、走って走って急いで行きすぎだから。そう簡単には150はって、神様が言ってるんじゃないですか?”って。慰めですよね」と、感謝を口にしていた。

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2022年12月23日のニュース