岸谷五朗 全編関西弁で話題の舞台「シェークスピアが関西弁になると近所のおっちゃんに思えてくる」

[ 2022年12月23日 14:53 ]

主演舞台「歌うシャイロック」の成功を誓う岸谷五朗
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 俳優の岸谷五朗(58)が23日、大阪市内で来年2月南9日、京都座で開幕する主演舞台「歌うシャイロック」(21日まで。3月16~26日=東京・サンシャイン劇場)の取材会を行った。

 シェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」をベースに、映画「月はどっちに出ている」の脚本家・鄭義信氏(65)が全編関西弁で仕上げた話題作。

 「敷居の高いシェークスピアが、関西弁になると近所のおっちゃんに思えてくる」と笑い「通天閣あたりで一升瓶持って飲んでたんじゃないか、というぐらい、親近感のわく脚本」と絶賛した。

 ただ東京生まれの岸谷にとって関西弁は「音符で覚えている感覚。大変ですが、猛特訓して大阪弁の持っている温かさ、親近感が出てくれると思う」と自信をのぞかせた。

 鄭氏脚本で岸谷が主演した「月は…」でメガホンを取り、11月27日に亡くなった崔洋一監督(享年73)にも言及。「絶対崔さんには、南座から見てもらおうと思っていた。われわれにとってもつらい。なおさら、この作品を成功させなければ、と思っている」と静かに舞台の成功を誓った。

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2022年12月23日のニュース