「ちむどんどん」和彦“博夫化”愛ちゃん葛藤にネット応援「ド正論」「猛烈共感」「もっと怒れ」

[ 2022年7月4日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第61話。和彦(宮沢氷魚)に気持ちをぶつける愛(飯豊まりえ)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は4日、第61話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第61話は、暢子(黒島)は房子(原田美枝子)と酒を交わすうち、和彦(宮沢氷魚)への恋心を自覚。人生初の感情に振り回される暢子は、二ツ橋(髙嶋政伸)から助言を受ける。一方、結婚に向けて順調に進んでいたはずの和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)の関係にも変化が訪れる…という展開。

 愛の父が式場を押さえてしまった。1978年11月、高輪のホテル。「早く仕事を辞めて、孫の顔を見せてくれ。就職を認めた時の約束だったじゃないか」。愛が途方に暮れたところ、田良島(山中崇)は愛の企画が最終審査に残ったと報告。それは、シリーズ「変わりゆく日本と世界」に提案した「女性のファッションと社会進出」だった。

 学芸部歴5年の愛は映画、演劇、音楽、美術、料理など、どの分野もそつなくこなし、優秀。しかし「これは大野にしか書けない、と思わせる仕事には恵まれてこなかった。あきらめるのか、自分の幸せを。幸せは、結果ではない。ワクワクして、夢に向かって頑張る時間。それが幸せってもんじゃないのか。指くわえて待ってても、幸せは訪れない。あれ、オレちょっといいこと言っちゃった?恥ずかしい~」(田良島)。

 愛は煮え切らない和彦に気持ちをぶつけた。

 愛「どう思う?結構、真剣に悩んでるんだけど。マンションの契約の件、どうするの。今日、父から電話があって、11月に結婚式場を押さえたって。このまま放っておいたら、何もかも父親が決めた通りになる。それでもいいの?」

 和彦「僕は、愛の意思を尊重する。女性も自分自身の意思で人生を選ぶべきだって、いつも言っているじゃないか」

 愛「何も決めないし、行動もしない。決断を任せる?それって逃げてるのと同じじゃない?」

 和彦「だから、僕はただ愛の気持ちを」

 愛「(遮るように)私は和彦の気持ちが聞きたい。迷ってるから相談してるの。親の期待も裏切りたくない。女としての幸せも手に入れたい。だけど、記者としての私も大事にしたい。でも、どうせ大した仕事もできないって、自分を疑う私もいる。この自己矛盾を誰かに解いてもらいたい。強い光で進むべき道を照らしてほしい。まだ正式にプロポーズもされてないのに、どうして私だけで話を進めなきゃいけないの」

 和彦「ごめん」

 愛「謝っちゃうんだ。つらいな。他に好きな人でもいるの?」

 和彦「違う。何言ってんだ。そんなわけないだろ」

 SNS上には「愛ちゃん、ド正論」「そうだそうだ!愛、もっと怒れ!」「愛ちゃん、もっと怒っていい」「猛烈共感した台詞だったよ、愛ちゃん!」「和彦が言った台詞は博夫(山田裕貴)とおんなじだね。“君の意思を尊重する”」「和彦、博夫化してるなーw」「」「愛ちゃんの“正式にプロポーズもされてないのに”が一番の驚き」などと応援の声も上がった。

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