藤井フミヤ 現在の夢は「出棺の曲を変えたい」 あの名曲の誕生秘話も語る「非常に幸運な曲」

[ 2022年7月4日 12:43 ]

藤井フミヤ
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 シンガーソングライターの藤井フミヤ(59)が3日、TBSラジオ「藤井フミヤ RED RADIO PARTY」(後8・00)に出演。現在の夢を明かした。

 福岡県久留米市出身の藤井は1983年9月にロックバンド「チェッカーズ」のリードボーカルとしてデビュー、92年12月の解散後はソロとして活躍してきた。

 93年11月に発売したソロの第1弾シングルが大ヒット曲「TRUE LOVE」だった。チェッカーズとしてのデビューから「本当に10年でこれが出るんですよ」と説明。解散した当時はレコード会社も事務所もなくなり、「何もないんですよ。あるのは家族だけみたいな」状態だったが、趣味でパソコンでアート作品を作っていたことから、友人の勧めで「『TRUE LOVE』の前にアート展やってたんですね」と振り返った。

 そうしていると、レコード会社の知人から「フジテレビが『あすなろ白書』のドラマやるから、その主題歌歌わないか」との依頼が入った。原作漫画の作者である柴門ふみ氏とは食事をするなど親しい間柄だったため、「柴門さんも知ってるし、『あすなろ白書』も読んでるし、いいよ」と「気軽に言っちゃったんですね。何にも考えずに」と初めて作曲も自ら行い、「TRUE LOVE」を完成させた。

 「そしたらそれがビックリするくらい売れちゃって。キムタク君も出てたんですけどね、そのドラマに。いろんな要素が集まってドーンと大河になったような感じで。『TRUE LOVE』が売れてしまって。非常に幸運な曲ですね」としみじみと語った。

 藤井はさらに「私、よく言うんですけど、このままいくと、“藤井フミヤさんがお亡くなりになられました、ご出棺です”って言う時に、絶対『TRUE LOVE』流れますから」と苦笑。「だから、私の夢の一つとしてはですね、“出棺の曲を変えたい”っていうのは、私のアーティストとしていまだに思っております」と続けた。

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2022年7月4日のニュース