山下達郎 名曲「クリスマス・イブ」への思い 公演で“飽きたからやめろ”の声も…「絶対にやめない」信条

[ 2022年6月21日 13:00 ]

シンガー・ソングライター山下達郎
Photo By スポニチ

 シンガーソングライター山下達郎(69)が21日、文化放送「くにまる食堂」(月~金曜前11・00)にゲスト出演。1983年発売の大ヒット曲「クリスマス・イブ」への思いを語る場面があった。

 山下は楽曲を歌う際は作った時の気持ちで歌うとしながらも、「受け取る方の受け取り方は十人十色、千差万別なんです」と強調した。だがヒット曲については「ライブを続けてるとヒット曲が何曲かありますけど、いわゆる通と呼ばれるお客が、“またこれかよ、もう飽きたよ、これ。もっと別のやれ”って、そう言う方もいるんです。それを聴きに来てる人もいて。それをどうするかというのは難しい問題なんです」と明かした。

 アーティストの中には最大のヒット曲を「これは俺の本当の姿じゃなかった」とやりたがらない人もいるというが、山下は反対の意見を持っているという。「47本(公演を)やったとしても、見られるのは1回なんで、その人が。追っかけとは別にね。基本的に1回しか見られない時に、47公演あって、出来、不出来もありますけど、その山をなるべく平らにして、いつも同じクオリティーのものを提供するというのはこっちの義務なんでね。で、『クリスマス・イブ』を聴きに来てる人が大半なので。いつもそういうこと言われるんです“飽きたからやめろ”とか。絶対にやめません。僕は」と力説した。

 「クリスマス・イブ」については「僕がお客に提供した曲の中でベストヒットの一つなんで」とし、「しばしばベストソングはベストヒットじゃないって意識の人がいて、そういう人はやりたがらないけど、僕は自分の中で作詞、作曲、編曲、歌唱とかいろいろありますけど、そういう中で一番良くできた5曲の1曲なんで。やめる気全くありません。ずーっとやり続けます。そういうのが僕のポリシーなんで。それで“飽きた”って言われたら、“ごめんなさい”って言うしかないです」と思いを語った。

続きを表示

2022年6月21日のニュース