鷲尾真知子 5年前に急逝した夫・中嶋しゅうさんとの思い出「俺、これ欲しいからって向こうから」

[ 2022年6月21日 14:59 ]

鷲尾真知子
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 女優の鷲尾真知子(73)が21日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。5年前に急逝した夫で俳優の中嶋しゅうさん(享年69)との思い出を語った。

 鷲尾は高校3年生の時に劇団NLTに入団し、女優業をスタート。最近ではNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で上白石萌音演じる主人公・安子の祖母・ひさを演じて話題となった。

 中嶋さんはかつて同じ劇団NLTに所属、黒澤明監督の映画などにも出演し、名脇役として知られていた。黒柳が「50年近く励まし合い生きてきたご主人。5年前、舞台の上で倒れたんですって」と急逝大動脈解離での最期だったと明かすと、鷲尾は「そうなんです。初日の舞台中に、まあ倒れて、そのまんま。意識戻らず逝ってしまいました」と説明した。現在の気持ちについては「突然だったもので、やっぱいまだにどっか心にぽこんって穴が開いてるみたいで」と表現した。

 また、バースデーケーキを前にした鷲尾と中嶋さんの写真が披露されると、「私のお誕生日ですね」と鷲尾。「2人きりだったので、お誕生日とかクリスマスには必ずプレゼントとかカード、それはもう中嶋が“真知子、今度の誕生日、俺、これ欲しいから”って向こうから言ってくるから、“はい、分かりました”ってそういう感じで」と振り返った。

 鷲尾は思い出の品として緑色の木箱も持参。中嶋さんが他界する3カ月前に若い俳優とヨーロッパに芝居を見に行った際に買って来てくれた最後の土産だとし、「To Machiko」の文字も彫られている。中嶋さんからは「これ、秘密の箱でね、なかなか開かないんだよ。だから大事なもの入れといた方がいいよ」と言われたが、中嶋さん自身も開け方を忘れてしまったため、「結局開いてないんですよ。1回も。それで中嶋天国行っちゃって。いまだに開いてないんです」と語った。

 木箱を振ると、音がするため、「何だろう」と鷲尾。それでも「まあいいかなと思って。開かないまんま」と木箱を見つめた。

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2022年6月21日のニュース