桑田佳祐 インタビュアー桑子真帆アナにまさかのハモリ要求「気軽にリラックスして」

[ 2022年6月21日 20:47 ]

桑田佳祐
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 サザンオールスターズの桑田佳祐(66)が、21日放送のNHK報道番組「クローズアップ現代」(月~水曜後7・30)の独占インタビューに答え、インタビュアーの桑子真帆アナウンサー(35)にハモりを要求する場面があった。

 世界に拡大した新型コロナウイルス、度重なる自然災害、ロシアによるウクライナ侵攻と、相次いで地球の危機が叫ばれる中、桑田はチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」を制作。同学年の世良公則、野口五郎、Char、佐野元春に参加を呼びかけ、5月に配信がスタートした。

 危機に対して音楽人としてできることを考えた結果、自ら動いてメッセージを伝えることを選んだ。その決断の裏には、ロックミュージシャンでノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの代表曲「風に吹かれて」があったという。

 1963年に発表された同曲は、米国の公民権運動など、自由を求める空気感の中で誕生。ベトナム戦争が始まると、人々が反戦歌としての意味合いも込めて歌うようになった。桑田は「“答えは風に吹かれている”って、戦争のことを歌っているみたいだけど、“はっきり言わねえんだ、結論を”と思ったのを覚えてるんですよね。はっきり言わないんだ。風に吹かれているって。“それはあなたの胸の中に答えはあるでしょう?分かってるだろ?”っていうことなんだろうなと、中学、高校の時に思ったんですよ」と、少年時代に感じた思いを回想した。

 しかし、最近では考えが少し変わったという。「最近はそうじゃなくて、ディランさんが言いたいのは、“もしその答えを導き出せるんだったら、やってごらん?”って言ってるんじゃないかなって。昨今のことでね。答えなんかないよと」。そんな考えが、今回の活動につながったという。

 インタビューに当たり、桑田は自ら「風に吹かれて」の和訳を披露した。そこで、「桑子さんね、最後ハモって欲しいんですけど。気軽にリラックスして」と、ギターを片手に桑子アナにリクエスト。サビの部分で「桑子さん!」と呼びかけると、桑子アナも照れながら歌い、珍しいセッションが成立した。

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