桑田佳祐 エンタメの原点はNHKの伝説バラエティー「出ているサザン、自分を今でも夢想」

[ 2022年6月21日 20:52 ]

桑田佳祐
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 サザンオールスターズの桑田佳祐(66)が、21日放送のNHK報道番組「クローズアップ現代」(月~水曜後7・30)の独占インタビューに答え、エンターテインメントへの思いを語った。

 世界に拡大した新型コロナウイルス、度重なる自然災害、ロシアによるウクライナ侵攻と、相次いで地球の危機が叫ばれる中、桑田はチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」を制作。同学年の世良公則、野口五郎、Char、佐野元春に参加を呼びかけ、5月に配信がスタートした。

 インタビュアーの桑子真帆アナウンサーから「エンターテインメントに救われた経験っていうのは?」と尋ねられると、桑田は「ありますよ、全然。エンターテインメントなんて言葉がなかった時代ですからね。60年代。深夜放送、紅白歌合戦、今で言えばSONGS」と、NHKの番組を挙げながら答え、その場の笑いを誘った。

 そんな中で、桑田は60年代に同局で放送された人気番組の名も挙げた。「『夢であいましょう』なんですよね。エンターテインメントというのは。そこに行きたいという胸の高まりですから。今でも僕は、『夢であいましょう』に出ているサザンとか自分みたいなものを夢想して曲を作ったりするんですよ」。「夢であいましょう」は、黒柳徹子、渥美清、坂本九ら昭和のスターたちが出演したバラエティー番組。坂本の名曲「上を向いて歩こう」も、この番組から生まれた。

 同番組を見て、子供ながらに持った憧れが、桑田がエンターテインメントの世界にひかれる原点だったという。「テレビ歌謡とかテレビのバラエティーとか、ラジオで自分の曲が流れるという、あ!って思う衝動というんですか?それを求めてやっている。ミーハーなんですよ、基本は」と打ち明けた。

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