黒島結菜 来春朝ドラ「ちむどんどん」撮入「もう折り返した気分」セットが祖母の家のよう「懐かしい」

[ 2021年10月11日 14:01 ]

2022年前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロインを務める黒島結菜がクランクイン。島の祖母の家とほぼ同じ作りのセットにリラックス(C)NHK
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 来年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロインを務める女優・黒島結菜(24)が今月5日にNHK放送センター内のスタジオでクランクインしたことが11日、同局から発表された。撮影自体は同スタジオで9月21日にスタート。黒島は「撮影が始まったばかりですが、ヒロインの発表から半年くらい経っていることもあり、気持ち的にはもう折り返した気分です。ここからあっという間に終わっていくんだなという気持ちが強くて、1日1日を大事にしていかないといけないなと思いながら撮影に臨んでいます」と心境を明かした。

 現在放送中の2021年前期「おかえりモネ」、21年後期「カムカムエヴリバディ」に続く朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。来年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)と個性豊かな4兄妹、本土復帰からの歩みを描く。

 映画「パッチギ!」「フラガール」など知られ、14年後期の朝ドラ「マッサン」を手掛けた羽原大介氏がオリジナル脚本で約8年ぶり2度目の登板。1960年代に沖縄本島北部「やんばる地方」のサトウキビ農家に生まれた暢子は沖縄本土復帰の72年、子どもの頃に心を奪われた西洋料理のシェフを目指して上京。「東京で沖縄料理の店を開きたい」と夢を抱く。

 沖縄・やんばる地域で家族と暮らす暢子の高校生時代の場面などを収録。沖縄出身の黒島は「今は主人公の生家である比嘉家のセットで撮影をしていますが、沖縄に住んでいる私の島のおばあちゃんの家のつくりとほとんど一緒なので、懐かしい気持ちになりました。渋谷のど真ん中にいるはずなのに、沖縄に帰ってきたような気持ちになりますし、とてもリラックスして現場にいることができるので、とてもうれしいです」と笑顔。

 「撮影では、沖縄そばなど食べるシーンがたくさん出てきます。私が演じる暢子は、おいしいものを食べるのが大好きなので、おいしそうなものを見ているだけで自然と笑みがこぼれてくる人です。そういう暢子の気持ちをひとつひとつ大事にしながら、演じていけたらいいなと思っています。放送はまだまだ先になりますが、良い作品が作れるように頑張りますので、皆さん楽しみに待っていてください!」と呼び掛けた。

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