巨人・原監督「新鮮で非常に良かったと思います」 戸郷&山瀬の“43歳バッテリー”に笑顔

[ 2022年6月10日 21:08 ]

交流戦   巨人4―1楽天 ( 2022年6月10日    楽天生命パーク )

<楽・巨>完投で7勝目を挙げ原監督とグータッチをかわす戸郷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の原辰徳監督(63)はフレッシュな若手バッテリーでの完投勝利を素直に喜んだ。

 戸郷翔征投手(22)が楽天戦(楽天生命パーク)で9回を4安打9奪三振1失点に抑えてプロ初完投勝利を飾り、両リーグ最多となる7勝目(3敗)。プロ2度目のスタメンマスクとなった山瀬慎之介捕手(21)とのバッテリーで最後まで投げ抜いた。

 試合後、戸郷の完投勝利について聞かれた原監督は「ねえ!あのう、スライダーが良かったね、今日ね。スライダー、非常にコンビネーションが良かったしね」とまずはコメント。山瀬がうまくリードしたとの指摘には「ねえ!と思いますけど、はい。お互いが自分を出すことができたというかね。翔征はある意味引っ張ったかもしれない。まあ、山瀬も何か引き出したのではないかなっていう感じがしますね。新鮮で非常に良かったと思います」と喜んだ。

 戸郷は5月27日の日本ハム戦(札幌D)で8回を無四球8奪三振の7安打3失点と力投したが、一発に泣いて今季3敗目。降雨コールド負けした昨年7月9日の阪神戦(甲子園)が6回5安打4失点(自責2)でプロ初完投だったが、2度目も再び敗戦投手となった。そして、ようやく迎えたこの日のプロ初完投勝利。「ねえ、こういう時期に完投してくれるっていうのはね、ナイスピッチングですね」。3点リードの9回、ブルペンには守護神・大勢も控えていたが「(戸郷を代える)材料はなかったですね」と言い切り、8回まで122球だったことについても「130超えてたらちょっと考えるけど。血圧か、それじゃ」と笑顔で軽口も飛び出した。結局、9回を132球で投げ切った戸郷。昨季“戸郷ではなく途上”と言い続けた22歳の完投勝利にご機嫌の指揮官だった。

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2022年6月10日のニュース