巨人 V打の増田陸「勇人さんがホームベースを踏んでくれてうれしい」「疲れは全くないです」

[ 2022年6月10日 21:40 ]

交流戦   巨人4―1楽天 ( 2022年6月10日    楽天生命パーク )

<楽・巨>2回、勝ち越し適時二塁打を放った増田陸(右から2人目)は、坂本とタッチを交わす(撮影・河野 光希)
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 巨人の増田陸内野手(21)が楽天戦(楽天生命パーク)で勝ち越し、そして決勝の適時二塁打を放ち、チームの連勝に貢献した。

 「8番・一塁」で先発出場。0―1で迎えた2回だった。岡本和、坂本の連続四球とウィーラーの中前打で無死満塁とし、まずはポランコの中犠飛で同点。なおも1死一、三塁と続いたチャンスで第1打席に入った増田陸は相手先発左腕・藤井に2球で2ストライクと追い込まれながらカウント2―2としてからの5球目、低めツーシームを左中間に弾き返した。この二塁打で、前日1軍復帰したばかりの三走・坂本が勝ち越しのホームイン。3年連続で自主トレに参加させてもらうなど尊敬する“師匠”坂本を自身の適時二塁打でホームへ迎え入れた若武者は塁上で喜びを爆発させた。守備でも8回に島内の痛烈なゴロを好捕するなど随所にハツラツとした動きを見せた。

 試合後、増田陸との一問一答は以下の通り。

 ――タイムリーの打席を振り返って

 「追い込まれるまでは積極的にスイングする気持ちでいったんですけど、追い込まれてからは何とか粘って、結果的にヒットになりましたけど、絶対に出塁するという気持ちでいった結果、芯に当たって、ヒットになって良かったです」

 ――あのヒットで坂本が生還。ホームで喜ぶ姿を見て

 「やっぱり、尊敬する先輩と一緒のグラウンドに立ってプレーできることは本当にうれしいことですし、その中でも僕も勇人さんみたいに結果を出したいですし、いい形でヒットを打って、結果的に勇人さんがホームベースを踏んでくれてうれしいですね。それを何回でもこれから続けていけるように頑張ります」

 ――得点圏で勝負強い。打席で心掛けていることは

 「でも、得点圏に限らず積極的に、まだまだ若いので、積極的にいくという気持ちだけは持って、その中で配球とか、ちょっとここは変化球がきそうだなとか、ここは強引にいったらアカンなとか、そういうのはやっぱり、そういう考えは大事だと思うので、そこはしっかり持っていますね」

 ――タイムリーの後、二塁ベース上で人差し指を上げていたが

 「あれは…(笑い)。まあ、先輩方が、湯浅さんが円陣とかでアゲアゲみたいなの(人差し指を突き上げるポーズ)をやっていて、誰かが(ベンチでそのポーズを)やっていたので、僕もやりました」

 ――試合出場が続いているが、疲れは

 「疲れは全くないです。やっぱり1軍の試合でいっぱいファンがいる前でできるってことは本当にうれしいですし、疲れとかは全くないです」

 ――守備でも8回に好プレー。食らいついた

 「そうですね、やっぱりああいうプレーを若い僕がやっていったらチームの勢いとかにつながると思うので、ミスを恐れず、これからも続けてやっていきたいと思います」

 ――坂本と昨日の試合から出場できていることへの思いなどは

 「なんていうか、素直にうれしいですね。それをここから続けて出れるのか、出られへんのかは僕の結果次第なので、それは本当にこだわってやっていきたいです。本当に尊敬する先輩なので、そういう人と長くプレーしたいので、僕も」

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